【2021年度版】1級建築施工管理技士 第一次検定合格のための勉強方法を考える

しかし 先月の2月21日に1級建築施工管理技士の実地試験が終わったと思えば、時は既に4月の中旬

今年から実施する新しい試験制度における1級建築施工管理技士の第一次検定まで2ヶ月と少しです。

そろそろいろんな準備に入らなければなりません。

今回は今後の勉強の方針の取り方と勉強方法について書いてみたいと思います。

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本記事は2020年の学科試験対策で執筆したものです。2021年1級建築施工管理技士 第一次検定対策の勉強方法の記事は下記を読んで下さるようお願いします。 【2021年度版】1級建築施工管理技士 第一次検定合格のための勉強方法を考える さ[…]

昨年も学科対策として、どう取り組むべきかという記事を上記のように書いているんですが、

・試験制度が変わり、情報を随時アップデートしたい。
・去年はコロナ禍で時期がずれた。

という事もあり記事はリライトではなく、新たに書き下ろしましたw

(ただし書いている内容は変わり映えしませんがw)

旧学科試験時の合格率

平成28年(2016年)〜令和2年(2020年)までの過去5年間の学科試験のみの合格率です。

年度 受検者数 合格者数 合格率
平成28年 25,639 12,675 49.40%
平成29年 24,755 9,824 39.70%
平成30年 25,198 9,229 36.60%
令和元年 25,392 10,837 42.70%
令和2年 22,742 11,619 51.1%

年度により変動はありますが、過去15年を均す(ならす)と合格率は40~45%程度かと思われます。
(下記記事参照)

1級建築施工管理技士技術検定の合格者数・合格率など
ざっと換算すると平均して2人-3人に1人合格するデータとなっています。(過去14年で合格率が1/3を切ったことはない)
2021年度からは新しい試験制度で、新たな第一次検定では一部応用能力を問う問題が出題されるので、多少上記より合格率が下がる可能性もあると考えておいた方が良いでしょう。
(下記記事参照)
令和3年(2021年)1級建築施工管理技士 第一次・第二次検定の試験基準(出題内容)

新たな試験制度における第一次検定

第一次検定は、試験時間などは従来と同じで、午前の部午後の部からの構成となっています。

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・午前の部 2時間30分
・午後の部 2時間00分

この時間割は昨年までと全く同じですが、その出題構成はまだ不明な状態です。

従来は、

・午前の部—50問出題されて32問の解答が必要。
・午後の部—32問出題されて28問の解答が必要。

合計60問解答して36問の6割が正答すれば合格となっていますが、

今年より新たに、

・監理技術者補佐として、建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な応用能力を有すること。

の出題が選択式で五肢二択でなされることは発表されていますが、問題数・全体の構成は不明です。

勉強する期間を考える

本年度の第一次検定の試験日は6月13日(日曜日)となっていますが、ざっとイメージする勉強計画を考えてみました。

まずスケジュールを3分割して、

1, (第1期間)3月20日〜4月15日 基本知識のインプット・動画閲覧
2, (第2期間)4月16日〜5月14日 出題想定範囲の知識の記憶定着期間
3, (第3期間)5月15日〜6月12日 過去問反復期間
3ヶ月という期間があれば、第一次検定については全く問題のない時間が確保できると思います。
ただし、まずは自分の知識レベルを自分で良く理解しておくべきです。
A 仮設、建築学一般、施工に関する一般的な知識、各種法規などについて仕事を通じてある程度理解している。
B 仮設、施工に関しては一部知識の不足はあるが、各種法規はざっと理解している。
C 施工に関する一部工種の専門知識はあるが、全体的には心許ない。
D 全てにおいて知識が不足している。
こんな感じに類型化されるのではないかと思います。
Dの人は本来的に実務経験的にも資格を満たしているかという問題もありますが、実際のところ、私はD以上で少しCに満たない立場だったように思います。
Aレベルの人は勉強する期間として、極論すると第3期間のみ(実質1ヶ月)でも対応は可能だと思いますし、Bレベルは第2期間より、C,Dレベルの人や極力早め(出来れば3ヶ月確保したいところ)に始めましょうという感じになるでしょうね。
以降については上記のA,B,C,Dとレベル分けして勉強方法を考えたいと思います。

どのように知識を習得するか

A,Bレベルの受検者

Aレベル・・・過去問をメインに独学。(必要に応じてテキストで不足を補う)
Bレベル・・・まず一通りテキストを読み込んで、過去問に取り組む。(独学で良いと思う)
A,Bレベルの方は、基本的にはアドバイスは不要でしょう。
自分でまず過去問題に取り組んで、自分の知識レベルを把握する。
(現時点で過去問で6割正答するならば即合格レベルの知識です)
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令和3年度より、1級建築施工管理技士の技術検定の資格制度の見直しにより試験制度も少し変わります。 学科試験という名称は、第一次検定に変わり、この試験に合格すると『1級建築施工管理技士補』の称号が得られます。それに伴い、マークシート式([…]

そして自分に合ったテキストと過去問を購入して、勉強を進めていく。
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そして可能ならば、第二次検定の出題内容を意識した勉強にも先行して取り組めれば言うことはありません。

C,Dレベルの受検者

Cレベル・Dレベルの人も、過去問の反復ベースで合格することは全く不可能ではありません。但し、その先の第二次検定で1級建築施工管理技士の資格を目指す場合は、もう少しベース知識を確実なものにしておきたいです。
第二次検定は記述が必要なので、頭の中の数値や語句の記憶だけでは対応がとても難しいです。
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ほぼ初学の場合、上記記事でも紹介しているGET研究所
テキストがおすすめです。
こちらはテキストに合致した無料YOUTUBE動画(GET研究所提供)と並行して進めていくのが良いと思っているのですが、令和3年度版はコロナ禍による昨年の試験スケジュール変更に影響を受けたのか、4月30日の発売予定となっていて時間がありません。(発売されましたね)
今年は試験制度の見直しもあるので、理解度を確実に深めるためには通信講座を申し込むのも一つの選択肢です。
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上記記事でも紹介している中でe-ラーニングで学べるSATが個人的なおすすめです。
施工全般・仮設安全管理などの知識が不足しており、それを習得〜定着させるには、座学だけでなく、ビジュアル(目)や音声(耳)などをフル活用して取り組む方が手っ取り早いです。
例えば杭工事や土工事など、仕上げ工事専門工種の人たちは文章を読んでもイメージが難しいと思います。
こちらは講義のサンプル動画です。

第一次検定はほぼ知識問題が主流を占めます。なので勉強は移動中や隙間時間を活用できるようにDVDではなく、E-ラーニングが良いでしょう。(スマホとイヤホンを活用して)

最初の2ヶ月間は上記のSATのE-ラーニングとテキストを活用して、基本知識のインプット〜記憶の定着を目指します。

締めくくりの1ヶ月は過去問の反復

残りの1ヶ月間は過去問の反復に主軸をおきたいところです。

過去問の反復は、自宅で腰を据えてやるよりも、隙間時間の活用が有効です。

ですので上記の日建学院総合資格の過去問題集で、過去問を解いて解説の確認。そして正誤の結果をチェックボックスに印をつけ、何度か反復の上、最終的に誤りをなくしていくという手法です。

私は主にこの最後の詰めは通勤時間や出張での移動時間を利用して学習をしました。

この過去問の反復のみならば、過去問題とその解説しか載っていない上記の2つのテキストが使いやすいです。個人的には2冊構成でコンパクトで持ち運びやすい(1冊だけ携帯する)日建学院がおすすめです。(総合資格は1冊で少々大きくて重い)

勉強重点分野を把握しておく

第一次検定は60%の正答で合格ですが、そこを目標にせず極力高得点を目指すべきです。私は当時の学科試験で90%を超える正答率だったように思います。そこで得た知識は次の実地試験(第二次検定)にもとても役に立ちました。

つまりは早期に第二次検定を意識した知識習得を進めておくと、その後の第二次検定対策の勉強が多少軽減されます。

これはどう計画を立てるかというと、

第一次検定で出題される内容のうち、

・同様の問題が記述式(第二次検定)で出題される分野
・第一次検定のみで第二次検定では出題される可能性が極めて少ない分野(過去に出題されていない)

があるということです。

例えば法規の出題でも、第一次検定のみしか過去に出ていない問題(法規)と、例えば『建設業法』のように第二次検定でも出題される法規もあります。

また第一次検定の最初の建築学では、概論と構造力学などは第二次検定では過去に出題されていません。

そう言ったことから、60%の正答率をクリアして合格することは当然の事ながら、出来れば第二次検定で頻出される分野にある程度重点を置くということです。

以前別記事でも書きましたが、私の場合はもう構造力学(理解出来なかった)はほぼ諦めて、他の分野に注力しました。

この第一次検定の勉強で、第二次を意識すべき分野については下記の記事でまとめてみました。

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新たに試験制度として問われる応用力を問う問題の対策

この分野については、施工管理法における応用能力を問う問題で五肢二択となっていますが、

・躯体工事
・仕上げ工事
・施工管理法(施工計画・品質管理・安全管理・工程管理)

上記の従来の学科試験の分野をまず重点項目として勉強する。

そして先般発売され、令和3年度1級建築施工管理第一次検定試験の新分野「施工管理法応用能力」について特化した内容になっています。

ここをきっちり押さえれば合格点を取れるものと思います。

 

まとめ

もう第一次検定第二次検定も重視すべきは過去問です。

これをどれくらい反復するかが合格の鍵です。

ただし、施工管理全般の知識が根本的に足りない場合は、最初に過去問ありきで取り組むとおそらくチンプンカンプンで勉強の継続が大変です。

その部分については、

・テキストを読み込む。
・そこが理解出来ない部分は動画などで補足する。
・確実を期すなら通信講座を申し込む。
勉強のインプットは情報と投資です。

また投資した分だけ、やらないといけないという危機感をより高く持つことが可能です。

 

 

現在は4月中旬です。早期に意思決定をしてなるべく早く勉強に取り組んでいきたいですね。

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