本年度(令和5年)の1級建築施工管理技士 第一次検定の試験日も近づいてきましたね。
この技術検定を受検するのが初めての方も非常に多いと思います。
今回は試験実施団体も公開している内容で、受検者が知っておくべき注意事項をまとめておきたいと思います。
なかなか受検の手引きを読み込むのが大変だと思うので、試験当日の注意事項と知っておいた方が良いと思うことを羅列しておきます。
参考にしてもらえるとうれしいですね。
・受検票の確認
・当日のスケジュール・持ち物
・試験の際の注意事項
・不正行為
・成績の通知(不合格者)
受検票到着の確認
建築・電気の1級・2級の第一次検定の受検票は5月22日(月曜日)に発送すると、受検の手引きには明記されています。
・建設業振興基金第一次検定の受検の手引き 15より引用
また受検票を受け取ったら、念のためにコピーかスマホで写真を撮っておくことをおすすめします。(もし紛失したら再発行を依頼しましょう)
そして受検票は合格発表までは紛失しないよう保管しておきましょう。
試験当日のタイムスケジュール
そして当日の時間割は下記の通りとなっています。
入室時刻 | 〜9時45分迄 |
試験問題配付説明 | 10:00 ~ 10:15 |
午前試験時間 | 10:15 ~ 12:45(2時間30分) |
昼休み | 12:45 ~ 14:00 |
試験問題配付説明 | 14:00 ~ 14:15 |
午後試験時間 | 14:15 ~ 16:15(2時間) |
9時45分までに入室しなけらばなりません。
※受検票等忘失者は会場受付にて再発行手続きをおこなってください。9:15より受け付けます。
公共交通機関の遅れ、教室までの移動時間や余裕時間を考えて9時到着をメドにしておいた方が良いと思います。
また地域によって、電車・バスの本数が少ない人はそれも考慮に入れてより余裕を持った方が良いと思います。
試験当日の持ち物
忘れ物はしないように、普段通りに臨める準備をしておきたいですね。
必須品
・受検票
・黒の鉛筆やシャープペン(第一次検定はマークシート)
・消しゴム
・腕時計(時計以外の機能のついていないもの)
・弁当(場所により近隣にレストランなどがない場合がある)
・眼鏡など
・使い慣れたテキスト・過去問集(お昼休みも最後のチェックをしたいですね)
机上において良いのは時計以外の機能がついていないもの、ということなのでスマートウォッチはダメな感じですね。おそらくは多くの会場の教室は壁時計はついていると思いますが、念には念をいれましょう。
また事前にGOOGLE MAPなどで会場近隣に何があるか確認しておきましょう。レストランや食堂、コンビニやスーパーなど。(営業状況)
私の受検の際はコンビニでサンドイッチなどを買って、食事は大学のキャンパスの広場で過去問のチェックをしながら食べた記憶があります。(これが一番安全です)
※補聴器や拡大鏡などの利用は事前に申請が必要です。
試験における注意事項
これは受検の案内よりそのまま引用させていただきます。
- 試験当日は入室時刻までに来場し、受検票の受験番号によって指定された席につき、受検票を机の上に置いてください。(受検票を忘失した方は、必ず受付で手続きをしてください。なお、手続きの際には、写真の貼付してある身分証明書(運転免許証等)を提示してください。)
- 試験室内では携帯電話・通信機能付腕時計等の電子機器・通信機器の使用を禁止します。時計代わりとして使用することも禁止です。電源を切っておいてください。
- 試験中、机の上に置いてよいものは、受検票、筆記具、腕時計のみです。これ以外のもの(筆箱、飲み物など)は、机の上に置かないでください。飲食することも禁止です。
- 試験会場内では、係員の指示に従ってください。
- 試験開始後1時間以内及び試験終了前10分間は、退室できません。
- 喫煙は、指定の場所以外では厳禁です。
- 自動車・バイク等での来場はお断りします。(試験会場及びその付近には駐車・駐輪できません。) 駐車違反等の呼び出しで試験室を離れた場合は、再入室できません。
- 試験問題・解答の書き写しは禁止します。また、不正行為を発見した場合は、厳正に対処します。
- 不正行為を行った者及び係員の指示に従わない者に対しては、受験を中止し退場を命じます。
- 問題用紙は、午前・午後の試験終了時までそれぞれ在席した者に限り希望者は持ち帰ることができます。
- 温度調整のきく服装でご来場ください。
と明記されています。
私の経験から言うとですね、試験時間は結構余ります(笑)。
この時代、スマホもなしにぼーっとするのはしんどいから、途中退室の誘惑にかられますw
ただ受検者としては、問題用紙の各問題の選択肢に〇印をつけて帰宅して答え合わせをすれば合否が概ねわかるので、問題用紙は絶対に持ち帰りたいところ。
解答内容を何かに転記して見つかったら、場合によっては厳しい処置を受けるかもしれませんのでやめておきましょう。
なので、合否を確実に知っておきたい受検生の方は、最後まで退出せずに残りましょう。
絶対合格する自信のある人や、解答した内容を覚えている人はその限りではありませんけどね。
『合格していると思い込んでいて、そのまま合格発表を待たずに第二次検定の講座(専門学校)の申込みを行い受講していたある受検者は、合格発表で不合格だったことがわかる。』
というようなことは例年発生していますね。
上記注意事項をきっちり守って試験に取り組みましょう。
そして実際の試験の際に気をつけて欲しいのは、選択問題。
15問のうち12問解答する際、解答数を絶対に間違えないこと。
それを例えば13問解答してしまうと1問分減点されます。こんなんで減点は本当に勿体ないですね。
第2次検定対策でも同じですが、資格試験の合格への重要な事はミスを減らす事(減点を避ける)、そのために記載されている文面は良く読むようにしましょう。
コロナ感染症への対応
本年度もコロナ感染症への対応についてはリリースされていますが、例年と比べると緩和されています。
そのままこちらに落としておきます。
【体調不良時のお願い】
試験前5⽇以内に新型コロナウイルスに感染した⽅、試験前5⽇以内に同居している家族等が新型コロナウイルスに感染した⽅は、受検をお控えいただくようお願いいたします。
【会場内での注意事項】
(1)マスクの着⽤、咳エチケット、⼿洗い・⼿指の消毒のお願い試験当⽇のマスク着⽤についてはご本⼈に委ねる事を基本とします。また、試験会場にいる間は咳エチケット、⼿洗い・⼿指の消毒をお願いいたします。なお、試験中に試験監督者が本⼈確認のための写真照合を⾏いますので、その際には、マスクを外すなどのご協⼒をお願いいたします。
また、ご⾃⾝の携⾏⽤の⼿指消毒剤をお持ちの⽅は、試験室に持参して使⽤しても差し⽀えありませんが、試験中はカバンにしまうなどして机上に置かないようにしてください。
(2)試験室の換気と服装等について試験室は換気のため、適宜、窓などを開けます。室温の⾼低に対応できるよう、服装にはご
留意ください。
(3)全⾯禁煙へのご協⼒のお願い
試験当⽇の試験会場内は全⾯禁煙です。会場内の喫煙室、喫煙スペース等も利⽤できませんのでご協⼒をお願いいたします。
【その他】
(1)上記の注意事項を守っていただけない場合や、試験当⽇、試験監督者等の指⽰に従わない場合等にあっては、受検をお断りする場合がありますのでご注意ください。
(2)今後、状況により本試験の実施に関する変更がある場合は当基⾦のホームページでお知らせしますので、適宜、ご確認いただきますようお願いいたします。
今年はマスク着用は任意になりましたね。試験の時は個人的には外したいと思っている派なので良いと思います。
不正行為には注意が必要
個人の成績の通知について
合格した人にはされませんが、不合格者に対して、不合格通知書にて成績を通知してくれます。
ただし、この問題は正解、この問題は不正解と言ったものではなく、あくまでも全体の結果のみとなっています。
1級建築施工管理技士の第一次検定の場合は下記の通りとなっています。
第一次検定(一級、二級とも) ○○問正解
第一次検定(一級) ○○問正解
(施工管理法(応用能力)の得点が合格基準未満のため不合格)
ちなみに個人成績の通知は合格者へは実施していません。
まとめ
今回は、主に第一次検定の受検の手引より記載されている内容を中心にまとめました。
おそらく受検票にも記載されている内容もあるかと思います。
- 当日は段取りよく時間内に試験会場に到着しましょう。
- 当日の持ち物は忘れないようにしよう。
- 事前に食事調達の場所のチェック。
- 文房具は自分に合ったものを持参する。
- 過去問集などは最終チェック&気休めになるので持参推奨。
(あくまでも使い慣れたもの) - スマホやスマートウォッチの利用は不可。
- 当日のうちに解答した問題の正解・不正解の確認をしたい場合は、最後まで退出しない。
(試験問題を持ち帰る) - 試験は基本、公共交通機関の利用を推奨。
万全の準備をして試験に臨んでください。