1級建築施工管理技士 -第一次検定対策-1次検定&旧学科試験の出題分野(過去3年)

さて1級建築施工管理技士の第一次検定対策として、軽く流して欲しい記事です。

ここ3年間の出題分野をまとめておきたいと思います。

学科試験時代は82問、昨年の第一次検定は72問出題されて60問の解答が必要でした。
82問から72問の出題数に変わることにより、出題分野にどんな変化があったのかを踏まえて参考にして頂ければと思います。
※出題分野の名称が同じであっても、同じ問題ではありませんので各出題内容は確認ください。

学科試験午前の部

今回は過去3年分を取り上げています。

昨年の第一次検定と一昨年までの学科試験とでは構成が異なっています。

問題1~15 建築学

番号 科目 令和3年 令和2年 令和1年
1 建築学
(12/15問)
換気 換気 換気
2 採光及び照明 日照及び日射 伝熱
3 吸音及び遮音 採光及び照明
4 免震構造 木質構造 免震構造
5 鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造
6 鉄骨構造 鉄骨構造 鉄骨構造
7 杭基礎 地盤・基礎構造 杭基礎
8 断面二次モーメント 積載荷重 構造力学(曲げモーメント値)
9 山形ラーメン架構 構造力学(反力) 構造力学(反力)
10 構造力学(曲げモーメント図) 構造力学(曲げモーメント図) 構造力学(曲げモーメント図)
11 金属材料 鋼材 金属材料
12 石材 左官材料 石材
13 JIS規格(ドアセット) サッシ(性能項目) JIS規格(ドアセット)
14 アスファルト防水材料 シーリング材 アスファルト防水材料
15 塗料 内装材料 塗料

最初の建築学の出題は15問中12問解答する必要があります。

鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造、曲げモーメント、換気に関しては毎年出題されていますね。

建築材料は隔年という感じですね。これ見ると、一昨年の材料に少し重点を置いても良いかもしれません。

 

この建築学はもう過去問反復で良いと思います。

構造力学系は苦手であれば、無理して理解する必要はないでしょう。(2次検定にも出題されませんから)

問題16~20 共通(設備)

番号 科目 令和3年 令和2年 令和1年
16 設備
(5/5問)
測量 舗装 測量
17 電気設備 避雷設備 電気設備
18 給水設備 空気調和設備 給水設備
19 昇降設備 消化設備 昇降設備
20 請負契約 積算 請負契約

ここは5問中5問全て解答する必要があります。ただこの分野も過去問が繰り返し出題される傾向にあり、それをきっちり反復すれば問題ありません。

この内容を見る限り、この分野も令和2年に出題された内容に少し力点を置いても良いかと思います。

 

問題21~33 躯体工事(令和3年より問題21~30)

番号 科目 令和3年 番号 令和2年 令和1年
21 躯体工事
※令和3年
7/10問※令和2年以前
5/12問
乗入れ構台 21 乗入れ構台 乗入れ構台
22 地盤調査 22 土工事 地盤調査
23 既製コンクリート杭 23 ソイルセメント山留め壁 地下水処理工法
24 鉄筋のガス圧接 24 場所打ちコンクリート杭 既製コンクリート杭
25 コンクリート(調合) 25 鉄筋の継手及び定着 鉄筋工事の配筋
26 コンクリート(運搬・打込み) 26 鉄筋工事(機械式継手) 鉄筋の継手及び定着
27 鉄骨(溶接) 27 型枠工事(設計) 型枠支保工
28 鉄骨(建方) 28 コンクリート(調合) コンクリート(調合)
29 木造建築 29 コンクリート(運搬・打込み) コンクリート(運搬・打込み)
30 建設機械 30 鉄骨(高力ボルト) 鉄骨(溶接)
31 鉄骨(架構) 鉄骨(建方)
32 木質軸組構法 木造建築
33 揚重運搬機械 揚重運搬機械

ここは12問中5問解答すれば良いので苦手な分野を捨てる選択肢も取れますが、第二次検定も受けようと思うならばここはとても重要な分野と言って良いでしょう。第二次検定における躯体工事に出題される重要な項目となっています。

令和3年より10問中7問の解答が必要になりました。以前より上記の通り書いておりますが、第二次検定でも必要な知識となっているので、ここはきっちり取り組んでおく必要がありますね。

問題34~45 仕上工事(令和3年より問題31~39)

番号 科目 令和3年 番号 令和2年 令和1年
31 仕上工事
※令和3年
(7/9問)※令和2年~
(5/13問)
防水(ウレタン塗膜) 34 防水(ルーフィングシート) 防水(シート防水)
32 石工事(乾式工法) 35 シーリング工事 塗膜防水
33 金属製折板葺き屋根工事 36 タイル工事 石工事
34 軽量鉄骨天井下地工事 37 金属板葺屋根工事 金属製折板葺き屋根工事
35 セメントモルタル塗り 38 軽量鉄骨壁下地 特定天井
36 塗装工事 39 仕上塗材(防水形複層塗材E) 左官工事
37 ビニル床シート張り 40 建具工事(アルミ) 鋼製建具
38 断熱工事 41 塗装工事 塗装工事
39 ALCパネル工事 42 合成樹脂塗床 ビニル床シート張り
43 せっこうボード 断熱工事
44 押出成形セメント板張り ALCパネル
45 外壁改修工事 内装改修工事

この仕上工事は13問出題されて5問解答する必要があります。

⇒令和3年より9問出題されて7問解答となりました。

こちらも先程の躯体工事と同様で、1級建築施工管理技士の第二次検定を受検する上で必要な知識のベースとなります。

またこの仕上げ工事は比較的工法や種類も多いので、幅広く過去問に取り組みながら、2次検定にもつながる基礎知識吸収のために取り組むことをお勧めします。

 

 

問題46~50 施工計画(令和3年より問題40~44)

番号 科目 令和3年 番号 令和2年 令和1年
40 施工計画
(5/5問)
事前調査 46 仮設計画 事前調査
41 仮設計画(設備) 47 仮設計画(設備) 仮設計画(設備)
42 材料の保管 48 施工計画 施工計画(解体工事)
43 施工計画(届出) 49 施工計画(躯体) 施工計画(耐震改修)
44 工程計画 50 施工計画(仕上) 施工計画(仕上改修)

令和3年の出題は、昨年まで午後の部に出題された内容が入っていますね。(材料保管、工程計画など)

きっちり過去問を反復しておきたいですね。

 

学科試験午後の部

問題51~70 施工管理法(令和3年は問題45~54)

番号 科目 令和3年 番号 令和2年 令和1年
45 施工管理法
※令和3年
(10/10問)※令和2年~
(20/20問)
工程計画(鉄骨工事) 51 材料の保管 材料の保管
46 ネットワーク工程 52 建設工事の記録 計画の届出
47 品質管理 53 工程管理 工期と費用
48 品質管理(図表) 54 工程計画 工程計画
49 品質管理の検査 55 タクト手法 工程計画(鉄骨工事)
50 公衆災害防止対策 56 ネットワーク工程 ネットワーク工程
51 作業主任者(安衛法) 57 品質管理 QC工程表
52 足場 58 品質管理の用語 品質管理の用語
53 事業者の措置(安衛則) 59 管理値 コンクリートの管理値
54 クレーン 60 品質管理の検査 品質管理表
61 試験・検査(コンクリート) 品質管理の検査
62 試験(タイル工事) 外観検査(ガス圧接)
63 振動・騒音対策 試験・検査(仕上げ工事)
64 労働災害 労働災害
65 公衆災害防止対策 公衆災害防止対策
66 作業主任者(安衛法) 作業主任者(安衛法)
67 足場 足場
68 点検(安衛則) 事業者の措置(安衛則)
69 ゴンドラ クレーン
70 酸素欠乏危険作業 有機溶剤業務

この施工管理法は20問出題されていますが、全て解答する必要があります。

令和3年より10問出題されて10問解答に変わりました。

ここでの基本的な出題内容は、施工管理における工程計画、工程管理、品質管理、試験、安全管理(災害防止)などの日々の施工管理における各管理項目に関する出題となっています。

第二次検定を意識してよく理解しておきたいのは、材料の保管、ネットワーク工程、品質管理における試験・検査、安衛法あたりでしょうか。

特にネットワーク工程はこの第一次検定の段階で理解しておくと、第二次検定が楽になるので基本用語はきっちり押さえておきたいですね。

問題55~60 施工管理法の応用問題(令和3年より)

番号 科目 令和3年
55 施工管理法
応用問題6問/6問

 

異形鉄筋の継手及び定着
56 型枠支保工
57 耐震改修(柱補強工事)
58 屋根保護アスファルト防水
59 鋼製建具工事
60 内装改修(床撤去及び下地処理)

令和3年度より出題されるようになった施工管理法の応用問題です。五肢二択で不適当なものを2つ選ぶことになっており、1つでも間違えると不正解となります。

基本的にはこの施工管理法の応用問題で6問中6割の正答率が、合格基準とされています。(他の問題で6割取れていても)

但し昨年度は6問中3問が合格基準とされました。

 

応用問題らしく、他の五肢一択の問題より難しいですね。この分野の対策は、施工(躯体工事・仕上げ工事)の分野をしっかり取り組んで、

工法を理解しておく。
正しい数値を記憶する。

事が重要だと昨年の出題より読み取れます。

出題はおそらく、躯体より3問、仕上げより3問(改修工事含む)かと思われます。

問題71~82 法規(令和3年は問題61~72)

番号 科目 令和3年 番号 令和2年 令和1年
61 法規
(8/12問)
建築基準法(用語) 71 建築基準法(手続き) 建築基準法(用語)
62 建築基準法 72 建築基準法 建築基準法
63 建築基準法(防火区画) 73 建築基準法(避難施設) 建築基準法(防火区画)
64 建設業法(建設業許可) 74 建設業法(建設業許可) 建設業法(建設業許可)
65 建設業法(請負契約) 75 建設業法(請負契約) 建設業法(請負契約)
66 建設業法(元請負人の義務) 76 建設業法(技術者) 建設業法(元請負人の義務)
67 労働基準法(就業) 77 労働基準法(労働契約) 労働基準法(就業)
68 労働安全衛生法(管理体制) 78 労働安全衛生法(管理体制) 労働安全衛生法(管理体制)
69 労働安全衛生法(免許) 79 労働安全衛生法(就業) 労働安全衛生法(就業)
70 廃棄物の処理及び清掃 80 建設リサイクル法 廃棄物の処理及び清掃
71 宅地造成等規制法 81 騒音規制法 宅地造成等規制法
72 振動規制法 82 道路交通法 振動規制法

最後は法規です。12問中8問の解答。(令和3年も同様)

ここも表で見る限り、隔年で出題される法規も多いようです。

建設業法、労働安全衛生法は第二次検定でも出題されるので、ここはしっかり学んで記憶を定着させたいですね。

 

まとめ

1級建築施工管理技士の第一次検定は知識を問う問題、第二次検定は知識と応用能力を問う問題というのが、この技術検定の試験基準とされています。

第二次検定の施工経験記述を除くほとんどの問題が、第一次検定で出題される内容がベースになっています。

 

第一次検定では四肢一択で解答していたのもは、第二次検定では語句や数値、あるいは文章にして解答する問題に変わってきます。

つまり第一次検定できっちり知識を習得することによって、それが第二次検定にも生きてくることになります。

 

第一次検定にギリギリのボーダーで合格すると、第二次検定で勉強に要する時間は大幅に増えます。

第一次検定では高得点を目指して取り組んでいきたいところです。

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