1級建築施工管理技士 技術検定-旧学科試験82問の出題分野(過去2年)

昨年までの1級建築施工管理技士の学科試験(今年より第一次検定)は午前の部と午後の部と2部構成。

それは本年度の第一次検定も同様ですが、試験制度の改正により出題数が変わるのか、そのままなのかは不明です。

現時点では全くの想像で根拠のないことを書いておくと、

・午前の部は従来の学科試験
・午後の部は従来の学科試験+新たな施工管理法の応用能力問題(五肢二択)
と想定しておきます。(間違っていても責任は取れませんがw)
この応用能力を問う問題がどんな出題になるのかは不明ですが、現在の学科試験の中で特に施工管理法をきっちり勉強しておけば対応可能なのではと考えています。
今回は、昨年まで出題された学科試験の合計82問が、どんな出題内容か(過去2年)を少しまとめてみました。

学科試験午前の部

今回は過去2年分を取り上げてみました。時間があればもう1~2年分の出題内容を追記したいと思います。

問題1~15 建築学

番号 科目 令和2年 令和1年
1 建築学
(12/15問)
換気 換気
2 日照及び日射 伝熱
3 採光及び照明
4 木質構造 免震構造
5 鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造
6 鉄骨構造 鉄骨構造
7 地盤・基礎構造 杭基礎
8 積載荷重 構造力学(曲げモーメント値)
9 構造力学(反力) 構造力学(反力)
10 構造力学(曲げモーメント図) 構造力学(曲げモーメント図)
11 鋼材 金属材料
12 左官材料 石材
13 サッシ(性能項目) JIS規格(ドアセット)
14 シーリング材 アスファルト防水材料
15 内装材料 塗料

最初の建築学の出題は15問中12問解答する必要があります。

建築に関する概論(音や換気など)建築構造、構造力学材料などバランスよく出題されています。

この分野は過去問に集中して良いと思いますし、わからない構造力学は無理に理解しなくても良いでしょう。その問題を選択しなければ良いと思います。

問題16~20 共通(設備)

番号 科目 令和2年 令和1年
16 設備
(5/5問)
舗装 測量
17 避雷設備 電気設備
18 空気調和設備 給水設備
19 消化設備 昇降設備
20 積算 請負契約

ここは5問中5問全て解答する必要があります。ただこの分野も過去問が繰り返し出題される傾向にあり、それをきっちり反復すれば問題ありません。

空調方式、給水方式、消化設備などはきっちりその違いと特徴を理解しておきましょう。

問題21~33 躯体工事

番号 科目 令和2年 令和1年
21 躯体工事
(5/12問)
乗入れ構台 乗入れ構台
22 土工事 地盤調査
23 ソイルセメント山留め壁 地下水処理工法
24 場所打ちコンクリート杭 既製コンクリート杭
25 鉄筋の継手及び定着 鉄筋工事の配筋
26 鉄筋工事(機械式継手) 鉄筋の継手及び定着
27 型枠工事(設計) 型枠支保工
28 コンクリート(調合) コンクリート(調合)
29 コンクリート(運搬・打込み) コンクリート(運搬・打込み)
30 鉄骨(高力ボルト) 鉄骨(溶接)
31 鉄骨(架構) 鉄骨(建方)
32 木質軸組構法 木造建築
33 揚重運搬機械 揚重運搬機械

ここは12問中5問解答すれば良いので苦手な分野を捨てる選択肢も取れますが、第二次検定も受けようと思うならばここはとても重要な分野と言って良いでしょう。第二次検定における躯体工事に出題される重要な項目となっています。

できれば一通りの基本知識を身につけておきたいところですね。

問題34~45 仕上工事

番号 科目 令和2年 令和1年
34 仕上工事
(5/13問)
防水(ルーフィングシート) 防水(シート防水)
35 シーリング工事 塗膜防水
36 タイル工事 石工事
37 金属板葺屋根工事 金属板葺折板屋根工事
38 軽量鉄骨壁下地 特定天井
39 仕上塗材(防水形複層塗材E) 左官工事
40 建具工事(アルミ) 鋼製建具
41 塗装工事 塗装工事
42 合成樹脂塗床 ビニル床シート張り
43 せっこうボード 断熱工事
44 押出成形セメント板張り ALCパネル
45 外壁改修工事 内装改修工事

この仕上工事は13問出題されて5問解答する必要があります。

こちらも先程の躯体工事と同様で、1級建築施工管理技士の第二次検定を受検する上で必要な知識のベースとなります。

解答が少ないながらも、重要な分野です。

 

問題46~50 施工計画

番号 科目 令和2年 令和1年
46 施工計画
(5/5問)
仮設計画 事前調査
47 仮設計画(設備) 仮設計画(設備)
48 施工計画 施工計画(解体工事)
49 施工計画(躯体) 施工計画(耐震改修)
50 施工計画(仕上) 施工計画(仕上改修)

午前の部最後は施工計画、ここは5問中5問全ての解答が必要です。

ここは第二次検定の中で、躯体工事・仕上工事や、仮設計画にも関連する内容、残念ながらここでも手が抜けませんねw

 

学科試験午後の部

問題51~70 施工管理法(品質管理、工程管理、安全管理など)

番号 科目 令和2年 令和1年
51 施工管理法
(20/20問)
材料の保管 材料の保管
52 建設工事の記録 計画の届出
53 工程管理 工期と費用
54 工程計画 工程計画
55 タクト手法 工程計画(鉄骨工事)
56 ネットワーク工程 ネットワーク工程
57 品質管理 QC工程表
58 品質管理の用語 品質管理の用語
59 管理値 コンクリートの管理値
60 品質管理の検査 品質管理表
61 試験・検査(コンクリート) 品質管理の検査
62 試験(タイル工事) 外観検査(ガス圧接)
63 振動・騒音対策 試験・検査(仕上げ工事)
64 労働災害 労働災害
65 公衆災害防止対策 公衆災害防止対策
66 作業主任者(安衛法) 作業主任者(安衛法)
67 足場 足場
68 点検(安衛則) 事業者の措置(安衛則)
69 ゴンドラ クレーン
70 酸素欠乏危険作業 有機溶剤業務

この施工管理法は20問出題されていますが、全て解答する必要があります。

なのでここは第一次検定対策としてはかなり重要だと言えます。

第二次検定を意識して、よく理解しておきたいのは、材料の保管、ネットワーク工程、品質管理における試験・検査、そして問題66~69あたりでしょうか。

特にネットワーク工程はこの第一次検定の段階で理解しておくと、第二次検定が楽になる必須項目と言って良いでしょう。

問題71~82 法規

番号 科目 令和2年 令和1年
71 法規
(8/12問)
建築基準法(手続き) 建築基準法(用語)
72 建築基準法 建築基準法
73 建築基準法(避難施設) 建築基準法(防火区画)
74 建設業法(建設業許可) 建設業法(建設業許可)
75 建設業法(請負契約) 建設業法(請負契約)
76 建設業法(技術者) 建設業法(元請負人の義務)
77 労働基準法(労働契約) 労働基準法(就業)
78 労働安全衛生法(管理体制) 労働安全衛生法(管理体制)
79 労働安全衛生法(就業) 労働安全衛生法(就業)
80 建設リサイクル法 廃棄物の処理及び清掃
81 騒音規制法 宅地造成等規制法
82 道路交通法 振動規制法

最後は法規です。12問中8問の解答。

ここはもう過去問の反復ですね。

建設業法や労働安全衛生法は例年、第二次検定に出題されます。用語などを意識して覚える取組をしておくと良いですね。

 

まとめ

1級建築施工管理技士の第一次検定は知識を問う問題、第二次検定は知識と応用能力を問う問題というのが、この技術検定の試験基準とされています。

第二次検定の施工経験記述を除くほとんどの問題が、第一次検定で出題される内容がベースになっています。

 

第一次検定では四肢一択で解答していたのもは、第二次検定では語句や数値、あるいは文章にして解答する問題に変わってきます。

つまり第一次検定できっちり知識を習得することによって、それが第二次検定にも生きてくることになります。

第一次検定の施工管理法応用問題の対策本が発売されています。これで対策を取るのがベターかもしれません。

 

第一次検定にギリギリのボーダーで合格すると、第二次検定で勉強に要する時間は大幅に増えます。

ですのでこの第一次検定での期間を大切に過ごしたいものです。

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