建築施工管理技士の資格を取得したらキャリアアップ転職を考えてみる

コロナ禍の中、以前ほどの人手不足感は和らいでいる感はありますが、それでも建設業の施工管理の仕事をしている人は業務に追われて多忙な方が多いのではないかと思っています。

私もその昔は残業は当たり前で、19時に会社を出れたらかなり早いなという時代もありました。

深夜までの残業も多く経験しているし、夜間の現場も多かったです。

私の場合は仕事の環境を変える事で、その後資格取得の時間が生まれ、さらに仕事の幅が広がりました。

1級建築施工管理技士の資格の取得は仕事の広がりなど多くの効用があると考えます。

建設業の仕事は楽しい、しかし現在の会社での労務環境が厳しい場合は転職という選択肢を取ることもとても重要だと思っています。

この記事のポイント

・仕事の立ち位置を変えたい
・労務環境を優先した転職をしたい。
・転職して給与アップ、キャリアアップをはかりたい。

そんな方々向けに本記事をまとめました。

1級建築施工管理技士の資格の価値

みなさんご存知の通り、1級建築施工管理技士の資格を取得して、監理技術者講習を受講すると晴れて監理技術者になれます。

・施工管理技士は、検定の種目及び級に応じて建設業法に規定する許可の要件としての営業所に置かれる専任技術者及び工事現場に置かれる 主任技術者 又は 監理技術者の資格を満たす者として取り扱われる。
・経営事項審査において、1級施工管理技士は5点2級施工管理技士は2点として評価される。また、技術者の数に数えられる。
・新たな資格、1級建築施工管理技士補の資格は4点となります。
(参考記事)1級建築施工管理技士の資格内容と取得のメリットを整理しておこう
そして監理技術者は、
元請負の特定建設業者が当該工事を施工するために締結した下請契約の請負代金総額が4,000万円以上(建築一式工事は6,000万円以上)になる場合に当該工事現場に専任で配置される、施工の技術上の管理をつかさどる技術者のことです。
上記のような工事の際は、監理技術者の配置が必ず必要になっています。
※令和3年4月以降は監理技術者は補佐(技士補)を置くことにより現場条件にもよりますが兼任も可能になります。
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上記の記事の資格及び試験制度の改正により、『技士補』の資格が新たに生まれます。
そうなると1級建築施工管理技士の資格も相対的に価値が高まることもありえます。
特に大型の工事を多く受注している企業にとって監理技術者の確保が必要となります。
そう言った観点で考えても、
・資格を取得するために、時間の余裕のある企業に転職する。
・資格を取得して自分の価値を高める。
この二つの要素がとても重要です。

資格者が必要な企業を考えてみる(転職先として)

転職を検討するにあたって、まず1級建築施工管理技士の資格を取得して、同じく建設業の受託者(請負者)側の企業のみを対象と考える方も多くいると思いますが、逆の立場の仕事への検討も可能です。

○施工管理(請負者の立場での現場管理業務)
○設計監理(設計者の立場での工事監理業務)
○施工監督(発注者の立場での工事監理業務)
はい、いわゆる請負者の立場ではなく、発注者側の企業への転職という選択も可能です。
例えば、
市役所などの公務員で建築系専門職(公営施設の発注や管理など)
不動産系企業(ビル・住宅の発注者)の建物の品質管理業務
ビル管理系企業の建物の管理や改修工事の発注・品質管理など
民間企業(多くの自社施設を所有)における発注・営繕・管理など
などが考えられますね。
私の知る中でも、全国的に支店や事業所を持つ金融機関・メーカーなどの施設の工事担当者なんかも元ゼネコン出身の方が従事していたりします。
自社施設を多く持つ企業は、社内に建築や設備のプロが必要となってきます。
また請負者として、
・もう少し大きな企業へのキャリアアップ(中堅ゼネコンなど)
・建築業ではなく、電気系・管工事系サブコン企業における建築担当として
また設計監理・プロジェクト管理として、
設計会社の工事監理担当
プロジェクトマネジメント系企業の建築の品質や工程管理担当
上記の企業は、全て資格者が必須条件というわけではありませんが、資格の有無とその実務経験が大きなメリットとして採用にある程度差がついてくるのは間違いありません。
多くの企業で同じ建築のプロでもやはり資格を有している方がはるかに価値が上がります。
そして有名企業も多く中途採用を行っています。
私の知人も、ある程度実務経験を行ったあと転職した人が多くいますが、発注者側に転職する人もとても多かったです
請負側で仕事をしていると、発注者としてその気持ちが理解できるのも一つのポイントですね。

どんなサービスを利用して転職するか

転職を検討する上で、人材系の企業はとても多く存在しています。そこでどういった経路で転職先を探すかです。

  1. 資格取得したらすぐに転職したい。
  2. ある程度、行きたい業種、職種などのターゲットが定まっている。
  3. 自分の価値が最大化される会社に転職したい。
  4. 転職必須ではないが、良い条件があれば検討したい。

『今の会社にいるのが本当にいやだ』という人から、『今の会社も悪くないけど、良い条件や環境の会社だったら転職しても良いかな』という人まで、転職への意志は様々です。

派遣で働きたいという方もいるかもしれませんが、キャリアアップという観点で今回は割愛します。

求人広告で探す

最も一般的パターンです。求人募集をしている企業を自分で探し、検討して応募→面接するという一般的な転職活動ですね。上記の①②に該当する場合は求人広告で探す方が多いのではないでしょうか。

・自分の転職先のターゲットがある程度定まっていたら、該当の企業を探しやすい。
・すぐにでも転職したい場合は、面接までのフローが一番手っ取り早い。
・ある程度、その企業情報を自分で収集しやすい。
などのメリットがあります。
有名な所では<<リクナビNEXTが業種限らず一度は利用したことが多いのではないでしょうか。

人材紹介会社で探す

1級建築施工管理技士の資格を取得したら、まず客観的に自分の評価の物差しを持つ上で良いなと思うのは人材紹介会社です。

人材紹介会社はまず登録をして、面談します。

そこで自分の希望する転職先の業種、勤務地、給与その他条件を伝え、条件に合致した企業をエージェントが見つけてくれます。それで企業側と本人がマッチすれば、面接に進む流れとなります。

私は過去に数年ほど建築系の会社で採用に関わってことがあります。

当時は1級建築施工管理技士の人材を必要としていて、その際に活用したのは人材紹介会社です

一般的な求人もやりましたが、なかなか企業が(欲しいと思う)求める人材の応募は確率的に少なく、それならば多少コストがかかっても、希望する人材を探してもらう方がベターだと判断したからです。

もしこの紹介で採用が決まった場合、企業は報酬として年収による相応の紹介手数料を払うことになりますので、採用される方は多くの場合即戦力として期待されています。

先述した③自分の価値を最大化される会社に転職をしたいという場合、この人材紹介会社を利用するのが良いと思います。

だし『価値の最大化』=企業側としては『即戦力』を期待しますので、そこを十分理解して進めたいところです。(特に資格者の場合です)

人材紹介会社ではマイナビエージェントリクルートエージェンなどが有名ですね。

また上級管理職になるべく転職を目指すのならば、JAC Recruitmentなどもあります。

こういった人材紹介会社は、その人のキャリアや年齢を見れば客観的に年収や転職先を良くも悪くも客観的に見てくれます。

どんな意図で採用しているか

採用側の企業からみると(あくまでも一般論として)

・とりあえず資格者を多く確保したい場合 → 求人広告で長期間に募集活動
・重要な人材として、資格者を迎えたい(募集しても1,2名) → 人材紹介会社
全てがそうではありませんが、有名な企業が資格者を確保したい場合は、求人広告を活用するでしょう。中堅以下の企業である程度重要なポジションで迎えたい場合は、人材紹介会社を利用する傾向が強いと思います。(私ならそうします)
上記を勘案しながら、どの人材系企業を利用するか検討してみましょう。(とりあえず登録しておくのも良いと思います。)

 

まとめ

 

1級建築施工管理技士は建築に限らず、監理技術者として重要な資格として多くの企業が必要としています。そして能力とその実務経験から即戦力としてみなされると思って間違いないでしょう。

そういった意味合いでも、資格取得で終わりではなく、監理技術者としてふさわしい知識を維持できるよう末長く勉強しておきたいものです。私もサイト運営をしている理由は、引き続き自分の知識が増えていくからです。

特にある程度限定された業務をしていると、せっかく得た知識は忘れます。資格者である以上は、それに必要な知識はずっと維持しておきたいものですね。特に資格者が少ない企業に転職されると、重宝されて色々聞かれるので、本当にブラッシュアップが必要ですよ(笑)

一つだけ注意してもらいたいのは、会社費用で専門学校などに通い資格取得の後の転職を揉める可能性があるか、なんらかの決まり事があるかと思います。会社費用を受ける場合はその前提条件をきっちり理解しておきましょう。

その場合は給付金を得て、指定講座を受けることも一つの方法です。

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