さて、令和4年(2022年)の第二次検定も予定通り終了しましたね。令和4年の施工経験記述は「施工の合理化」でした。
記述の事例が3つ書く必要があったりと、準備がある程度出来ないと苦労した問題ではないでしょうか。
但しいつも言う通り、試験対策の最大のポイントは過去問の反復です。
1級建築施工管理技士・第一次検定の試験は6年~8年程度、第二次検定対策としては10年の分の情報とその対策をしっかり取って準備をすることを強くすすめたいです。
なぜ第二次検定は10年なのか?
・問題2・4・5は偶数年・奇数年で出題形式内容が異なる。
令和4年(2022年)~平成22年(2010年)過去問及び解答・解説
第二次検定(平成4年&平成3年)
年次毎の実際の問題及び当サイト編集の解答・解説を用意しています。但し平成4年の最新の解答・解説は現在準備中です。
年次 | 過去問題 | 解答・解説(前半) | 解答・解説(後半) |
令和4年(2022年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
令和3年(2021年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
実地試験(令和2年~平成22年)
※平成22年は解答・解説はありません。要望あれば検討します。
年次 | 過去問題 | 解答・解説(前半) | 解答・解説(後半) |
令和2年(2020年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
令和元年(2019年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成30年(2018年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成30年(2018年)臨時 | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成29年(2017年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成28年(2016年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成27年(2015年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成26年(2014年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成25年(2013年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成24年(2012年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成23年(2011年) | 第二次検定問題 | 解答・解説(問題1~3) | 解答・解説(問題4~6) |
平成22年(2010年) | 第二次検定問題 | なし | なし |
第二次検定(旧実地試験)の問題構成
令和4年(2022年)の出題構成
さて、令和3年より新たに施工管理法の知識問題が出題されるという事で、その対策にも少し頭を悩ませてきましたが、従来の問題が五肢一択の出題に変わるに留まり、そこまで大きな変更とは言えませんでした。
- 施工経験記述(施工の合理化)
- 仮設計画・安全管理 (今年は安全管理)
- 工程管理(ネットワーク工程)
- 仕上げ工事(施工上の留意事項)
- 躯体工事(五肢一択の選択問題)
- 法規(五肢一択の選択問題)
問題6 法規
仕上げ工事⇒ 五肢一択の選択問題
になる可能性が高そうですね。
ちなみに、昨年度の第二次検定の問題総評の記事はこちらです。(※令和4年は現在作成中)
【参考】実地問題の出題(2020年まで)
以前までの問題構成ですが、もうしばらくこちらも残しておきます。
2020年度までの実地試験はここ10年以上にわたって下記の6問の問題構成となっています。
- 問題1-経験記述(2020年は施工の合理化)
- 問題2-仮設工事 or 安全計画に関する出題(概ね隔年)
- 問題3-躯体工事 (留意事項か語句・数値の正誤問題か隔年で変わる)
- 問題4-仕上げ工事 (留意事項か語句・数値の正誤問題か隔年で変わる) 躯体工事と逆の出題形式。
- 問題5-施工管理(工程) (ここ4年はネットワーク工程)
- 問題6-法規
出題は大問で6問、各問題の出題順序は基本的には変わらない。
また出題される内容も2〜4問目に関しては隔年で概ねパターンが固定されているのが特徴です。問題5は工程の問題。5年前まではバーチャート工程の問題で、ここ4年はネットワーク工程の問題が出題されています。
※施工経験記述の書き方がわからない、また見てもらえる人がいない方向けに下記サービスを開始しています。
令和5年のサービスは現在準備中です。
※添削して終わりではなく、施工経験記述がしっかり書けるようサポートしています。順次申し込みが入っているので、気になる方はお早めにどうぞ。
まとめ
この資格試験を受ける多くの方は仕事をしながらの限られた時間で勉強している人が大半だと思います。勉強時間を確保することは当然のことですが、時間は有限です。時に仕事が忙しい状況もあるかと思います。そのために、
- 出題傾向を把握して、重点的な勉強を行う。
- 過去問題も出題傾向を把握して、そのパターンにあった年度のものに力を入れる。
- 得意分野をいくつか作っておく。
あたりが重要ではないかと思います。
また4年前にバーチャート工程からネットワーク工程に大きく変わる事もあったので、出題傾向が未来永劫続くものではありません。また資格試験は毎年少しずつ変わってきており、今までに出題された事のない内容は少しずつ出ています。
しかしながら試験が根本的に大きく変わる可能性は極めて少ないと思います。
自分なりにどこで点数を確保していくべきか、戦略的に勉強は進めたいですね。
資格取得を決意するまで、建築全般の施工管理のプロでもなんでもない私が、この1級建築施工管理技士の実地試験(現在は第二次検定になっている)はとんでもなく大変そうだと思っていました。 マークシート式の第一次検定と異なり、多くの分野[…]
なので得点を稼げる分野を持ちつつ、あとはここ10年程度の出題傾向・問題パターンを理解しながら、力を入れるべき場所、そうでない分野を自分の中で明確化して勉強に取り組めれば、有効に時間を活用出来るかと思います。
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施工管理への転職には、ビルキャリ.の記事が参考になります。
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