令和3年度(2021年)より2級建築施工管理技士の資格制度の見直しもあったりして、試験内容も少し変わりましたね。
この記事は、
- 2014年(平成26年)~2020年(令和2年)の学科試験
- 2021年(令和3年)~2023年(令和5年)の第一次検定
計10年分の過去問題をまとめています。
但し、2023年~2021年及び2019年~2017年は前期と後期と2度にわたって実施しているので、計16回分の過去問題がまとまっています。
(2020年はコロナで前期は中止)
過去問対策としては十分なボリュームですね。
令和3年度より試験制度の改正により学科試験から名称が変わった第一次検定は、
- 従来の建築学・施工管理法・法規の知識を問う問題(四肢一択)
- 新たに施工管理法の応用能力を問う問題(四肢二択) ※4問のみ
この過去の問題を反復して取り組めば、問題なく合格できるかと思います。
※第二次検定(旧実地試験)の過去問はこちらの記事に収録しています。
過去問題(令和5年~平成26年)
過去問を下記の通り一覧にしてみました。
令和5年(2022年)~平成26年(2014年)までの
・正答肢(解答)
・クイズ形式⇒順次アップデート
試験実施時期 | 問題 | 解答 | クイズ形式 | |
2023年(令和5年) | 後期 | 問題PDF | 正答肢 | |
前期 | 問題PDF | 正答肢 | ||
2022年(令和4年) | 後期 | 問題PDF | 正答肢 | |
前期 | 問題PDF | 正答肢 | ||
2021年(令和3年) | 後期 | 問題PDF | 正答肢 | クイズ形式 |
前期 | 問題PDF | 正答肢 | ||
2020年(令和2年) | 後期 | 問題PDF | 正答肢 | クイズ形式 |
前期 | 中止 | |||
2019年(令和元年) | 後期 | 問題PDF | 正答肢 | クイズ形式 |
前期 | 問題PDF | 正答肢 | クイズ形式 | |
2018年(平成30年) | 後期 | 問題PDF | 正答肢 | クイズ形式 |
前期 | 問題PDF | 正答肢 | クイズ形式 | |
2017年(平成29年) | 後期 | 問題PDF | 正答肢 | |
前期 | 問題PDF | 正答肢 | ||
2016年(平成28年) | 問題PDF | 正答肢 | ||
2015年(平成27年) | 問題PDF | 正答肢 | ||
2014年(平成26年) | 問題PDF | 正答肢 |
16回分の過去問題、そして現在アップしているクイズ形式の演習を6回分取り上げています。
2級建築施工管理技士の第一次検定の出題方式
2021年度(令和3年)以降の第一次検定の出題方式
そして令和3年からは、出題される分野の問題数構成が少し変わりました。
検定科目 | 出題数 | 解答数 | |
建築学等 | 環境工学 一般構造 構造力学 建築材料 |
14問 | 9問 |
設備 | 3問 | 3問 | |
施工管理法 | 施工 | 11問 | 8問 |
施工管理法 | 施工計画 品質管理 工程管理 安全計画 |
10問 | 10問 |
施工管理法 (応用問題) |
同上 | 4問 | 4問 |
法規 | 各種法規 | 8問 | 6問 |
合計 | 50問 | 40問 |
この赤文字の施工管理法の応用問題が四肢二択の形式で出題されています。(総出題数・回答数は従来通り)
今年の6月の第一次検定は24問/40問と60%の正答率で合格となっています。
11月に実施された後期の第1次検定も上記通りの構成だったので、今年も変わる可能性は低いと言って良いでしょう。
1級建築施工管理技士の技術検定の場合、施工管理法の応用能力の問題(6問)のみで60%の正答が合格に必要なのですが、2級はあくまでも全体で60%取れれば問題ないので、あまりこの応用問題を意識して取り組む必要はないかと思います。(バランスが大事)
2020年度(令和2年)までの出題方式
学科試験は1級建築施工管理技士と同様にマークシート方式(四択一択)で主に不適当なものを選択して解答するようになっています。
出題される検定科目と出題数と解答数は下記の通りになっています。
検定科目 | 出題数 | 解答数 | |
建築学等 | 環境構造 一般構造 構造力学 建築材料 |
14問 | 9問 |
設備 | 3問 | 3問 | |
施工管理法 | 施工 | 15問 | 12問 |
施工管理法 | 施工計画 品質管理 安全管理 工程管理 |
10問 | 10問 |
法規 | 各種法規 | 8問 | 6問 |
合計 | 50問 | 40問 |
出題されている問題は計50問あり、そのうち40問を選択して解答しなければなりません。
令和元年度の合格基準の公表を見ると、40問中23問以上の正解で合格となっています。(60%弱)
出題される問題のレベルは1級より少し優しいですが、建築学・法規・施工管理法含めて学科試験の過去問である程度の出題傾向は掴んでおく必要はあります。
また実地(来年度以降は第二次検定)対策として、学科試験の基礎知識は必要となってくるので、学科試験としては60%弱と言わず、80-90%以上の正答率を目指して勉強しておいた方が、後々の学習が楽になると思います。
まとめ
この施工管理技士の技術検定に限らず、資格取得や受験勉強は、過去の問題に取り組むというのが合格への王道です。過去問を反復して取り組むことにより、正答を得るためのコツや、必要になってくる知識が感覚的に理解できるようになります。
学科試験対策(第一次検定)は、ひたすら過去問の正しい回答肢を記憶し、通勤時間・移動時間などの隙間時間を利用しながら知識をインプットする。これをきっちり取り組んで基礎知識を付けておくことは、次の第二次検定、そして1級建築施工の勉強のためにはとても大事です。
令和5年受検をする方向けのテキスト選びについての記事です。(令和5年のテキストはまだ販売されていません)
2級建築施工管理技士技術検定の学科試験と実地試験の受検者・合格者・合格率の推移です。年度によって合格率の低い時もありますが、難易度的には最低限の実務経験と習慣的な勉強を行えば必ず合格が可能な資格となっています。