【コラム】1級建築施工管理技士 まで第二次検定まで1ヶ月切りました

この記事を書いているのは9月20日火曜日です。令和4年の技術検定は、1級建築及び電気の場合は第二次検定として10月16日(日曜日)を予定しています。

試験まで3回の週末(3連休あり)と16日前日の15日土曜日が試験勉強として有効に使える時間です。

とは言っても、私の受検の際もそうでしたが全ての土日が有効に使えるわけではなく、仕事のある人も多いでしょう。

結論、毎日仕事をしようが、在宅勤務がメインであろうが、試験までの時間は皆同じ。

 

現在、少し勉強が遅れているなと感じている人は、改めてこの1ヶ月で勉強に使える時間を確認の上、取り組めることを真剣に考えるのも大事なワークです。私の受検時の事も思い出しながら、本記事をまとめたいと思います。

本記事を読むにあたり

基本的に真面目でコツコツタイプの受検生は、ある程度勉強が進んでいると思います。

まだ全く準備ができていない、極論するとどんな問題が出題されるかもまだ理解していない。

そんな人も過去の経験でも一定数います。(笑)

まだ情報収集段階である人は、

例年の出題の傾向とその対策を読んで欲しいと思います。

今からスタートする人はある程度、出題傾向に絞った勉強をする必要があるかもしれません。

勉強時間をどれだけ確保出来るか?

1日どれくらい勉強すべきか?というのは以前のこの記事でもまとめています。

令和2年の技術検定に合格した方へアンケートを実施しました。
その中で、残り1ヶ月という観点から考えると、

実地試験の2ヶ月少し前から勉強開始。平日毎日1時間。休日は2~3時間程度。
試験の1ヶ月前は、平日2時間。休日6時間。

※当サイトより合格者へのアンケートより抜粋

そしてざっと平均すると、

平日は1時間〜1時間半、土日は4時間~6時間程度

※約25名のアンケート回答の平均値
当然かなり勉強時間を確保している方もいますよ。

これが平均値かと思います。

皆さんはどれくらい確保できそうでしょうか?

 

例えば9月20日(火曜日)〜10月15日(土曜日)まで実質26日です。

平日は17日 × 2時間=34時間
土日祝は9日× 6時間=54時間  計88時間
アンケート回答者の平均値で計算すると、
平日は17日 × 1時間=17時間
土日祝は9日× 5時間=45時間  計62時間
こんな感じです。
こればかりは何時間すれば合格する、という絶対値はないので資格試験対策として勉強に確保出来る時間を計算して、そこから何が出来るのか?
を考えた方が生産的だと思います。
そして取るべき対策は大きく5つ。
  1. 施工経験記述の記述練習
  2. 記述問題の対策(安全管理仕上げ工事の可能性が高い)
  3. ネットワーク工程を理解するための学び
  4. 用語・数値の暗記(躯体工事法規の可能性が高い)

やるべきことは多いですね。

勉強時間が仕事的にもあまり確保出来ない場合は、やはり重点分野、そうでない分野を検証して切り分けて考えましょう。

 

60点(6割)の正答率を目指すために

私の受検時も、試験終了後は何とかなるんじゃないかと思いつつも絶対的な自信はありませんでした。(合格発表まで4ヶ月は長かった)

それは全ての問題がバランスよく得点が取れたわけではなく、あまりうまく行かなかった問題も多かったからです。

昨年までの第二次検定の配点予想をした記事はこちら。
・施工経験記述はあまり自信ないけど、及第点取れれば他の問題は結構自信あり!
・施工経験記述は書けそうだが、法規やネットワーク工程は嫌いだ。
受検者により、また主に携わっている工事により、得手不得手があるかと思います。
過去問に取り組んでみたら、好きな分野嫌いな分野、得意な問題、不得手な問題は自己認識はある程度できるはずです。
まずは勉強における重点分野と普通に頑張る分野、少し手を抜く分野を決めるために、自分を知ることが大事です。
いろんな記事で触れていますが、私が合格した時は、
  1. 経験記述・・・ほぼ完璧(多分)
  2. 仮設計画の留意事項・・せいぜい半分出来たかどうか?
  3. 躯体工事の留意事項・・上に同じ(笑)
  4. 仕上げ工事の正誤問題・・8問中 6問か7問の正解
  5. 工程(バーチャート)・・ほぼ正解だったと思う。
  6. 法規・・半分しか正解しなかった

②③⑥は半分しか正解していません。(2、3どちらかは半分切っているかも)

 

②と③の対策も最後の2週間頑張ったんですけどね、自分の出て欲しい問題は出ませんでした(笑)
(施工経験記述を頑張る戦略)

 

基本的に頑張れるならば満遍なく勉強すべきだけど、やはり多くの人の時間は限られていると思います。

試験対策が全般的に遅れて焦ってきた人は

今回の記事は、ある意味、試験対策の着手が全体的に遅れ気味な方向けと言って良いでしょう。
  • 一通りの施工管理法などの知識が頭に入っている。
  • 施工経験記述の対策も目処がたった。
  • あとは過去問の反復と記述練習をメインに

という人は、3つ目をひたすらやって、直前に施工経験記述のチェックをしろで良いと思うんです。

 

ちなみに私の場合、約1ヶ月前は、概ね施工経験記述は完璧ではないが、何とかなりそうだという実感を得ていた時期でした。

でも仕事もそこそこ忙しかったので、記述練習は十分とは言えませんでした。

記述問題があまりできなかった私がアドバイスするのも何ですが、記述の反復練習は2週間〜3週間あれば何とかなると思います。

 

私は過去10年の過去問を出題傾向と対策に留意して、上記期間でやり切った記憶があります。

 

なので、勉強が遅延気味な人はこのようにやってみる。

  • これからの最初の1週間で施工経験記述の取り組み(ネタ決め)
  • 残り2~3週間で過去問の取り組み

 

基本的に第二次検定受検者は、第一次検定の合格者です。なので施工管理法の一通りの知識があると思います。

ただし学科試験に合格して少し時間が空いた、という人は今から移動時間を活用して、最低限の知識を増やしていくことをお勧めします。
(というか、基本的には上記に限らず移動時間の活用は大きくプラスになります)

そしてですね、第二次検定試験、何とかなるんじゃないか?と自信がついてくるのは、施工経験記述がある程度書けそうだ、と思った時だと思います。

私は1年目仕事が超多忙で途中で勉強を挫折したのですが、その時は施工経験記述が書ける感じが全くなく、合格する自信もゼロでした。

書けるようになると、他の勉強も頑張って今年何とか受かろうと最後のパワーが出たのを強く記憶しています。

ここで宣伝ですが(笑)

 

昨年より施工経験記述添削指導サービスをやっています。

ここまでの、申込者の記述内容を見ていると、
概ね記述を2回提出することで大きく改善され、3回提出したらほぼA評価に変わります。
記述のポイントは、
  • 工事の状況における説明不足について、記述を加えることで改善される。(枕詞を加えるとよくなる)
  • 表現方法を少し変えることで、施工管理者らしい表現に変わり改善される。
  • 具体的な経験例をうまく記述できていないところをフォローアップ。
これで、概ね良い記述になる印象です。(現段階では意外と誤字・脱字の少ないです)
ミスのない記述指導(文字の誤り、文章に少し違和感)で減点を減らすことも大事です。
⇒これは第三者の指摘がないとなかなか気づきません。
そして過去の問題と全く同じ問題が出題となるわけではないので、文章の応用性、試験に対して準備すべき内容をアドバイスしています。
申込者には、問題2、4,5の記述問題における解答例もお送りしています。(これは申込後2日以内に送付)
⇒時間のない方はこれで過去の対策として重点取り組みが可能です。

勉強を習慣化するために

私は色んなことを始める場合、道具の購入からスタートするタイプです。

・ランニングを始めたときはランニングシューズ選び、Bluetoothイヤホン選び
・添削指導をするときは、書きやすい赤ペンを探しまくった
・サイト運営用にはmacbook airを購入
投資をして、モチベーションを上げてやり切ろうと考えるタイプです(笑)
当時の実地試験対策でも、書きやすい記述用のシャーペンと少し高級な記述練習用ノートも購入しました。
そこで気持ちを上げながら何とか習慣化して、最後の追い込みをかけることができました。
皆さんの場合はどうでしょうか?
・目標達成時のご褒美の設定。
・奥さんに何かねだる(笑)
結局、試験まで1ヶ月あろうが、2ヶ月あろうが、関係なく、勉強をやるかやらないかであって、
この1級建築施工管理技士の第二次検定は、多くの人は1ヶ月あれば何とかなると思うし、
どこかで切り替えてやるしかありません。(この週末からのシルバーウィークはチャンスです)

8月からマイペースで勉強している人もいるし、

これからエンジンをかける人もいる。

長年見てきましたが、最後に頑張れば何とかなります。

 

引き続き、本試験まで記事を更新しながら、応援していきますので、残りの1ヶ月を効果的に勉強して欲しいと思います。

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