10月に実施される1級建築施工管理技士 学科試験合格への効果的な勉強法

本記事は2020年の学科試験対策で執筆したものです。2021年1級建築施工管理技士 第一次検定対策の勉強方法の記事は下記を読んで下さるようお願いします。

さてこのサイトでもご案内している通り、2020年(令和2年)の各種技術検定は延期もしくは中止になっています。

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すでに3月より専門学校に通って準備していた方もいるかと思いますが、気持ちの入れ替えが少し大変ですね。そしてこのスケジュールも7月に正式な日程の発表が予定されており、まだ予断の許さない状況でもあります。

 

ただこの5月は在宅勤務で比較的時間に余裕がある方の場合、基本知識の習得するのも良い選択肢かと思います。仕事をしながらの資格取得は勉強時間の確保が一番の問題です。

少なくとも学科試験と実地試験がどんな問題が出され、どういう対策を取るべきかという情報収集に時間を当てるのも良いでしょう。いずれにしても正確に情報取集を行い、効率的に勉強することが資格取得の早道です。この内容もゆる〜く読んでいただけると幸いです。

試験までのスケジュール

4月28日付の発表では学科試験は10月以降、実地試験は12月以降となっています。

そしてその正式な日程の発表は7月下旬を予定しています。5月の現段階ではこの日本国内は緊急事態宣言が出されている状況で、6月以降の状況次第である程度決まるのではないでしょうか。このまま蔓延が止まらない場合、上記スケジュールもままならない可能性も当然ありますね。

上記のスケジュールを勘案した場合、

7月下旬〜10月の学科試験日程まで  → 学科試験の勉強

10月の学科試験以降〜12月の実地試験迄 → 実地試験の勉強

例年だと、6月に学科試験、10月に実地試験で約4ヶ月の期間がありますが、もし上記の最短スケジュールで実施される場合、2ヶ月程度しかない可能性もゼロではありません。(おそらくそんな事はないと思いますが)

いずれにしても、この資格を絶対に早期に取得したい場合、早期に学科試験に手をつけて、実地も早めに勉強を始めてみることもオススメします。

※またスケジュールが発表されたら改めて勉強スケジュールは更新したいと思います。

 

学科試験の出題

学科試験は例年82問出題され、その中から分野によって60問回答して60%の36問以上正解すれば合格です。出題内容は下記の記事に詳しく書いています。

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令和3年度より、1級建築施工管理技士の技術検定の資格制度の見直しにより試験制度も少し変わります。 学科試験という名称は、第一次検定に変わり、この試験に合格すると『1級建築施工管理技士補』の称号が得られます。それに伴い、マークシート式([…]

(例題)平成27年

ガラスに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 強化ガラスは、板ガラスを熱処理してガラス表面付近に強い引張応力層を形成したもので、耐衝撃強度が高い。
  2. Low-E複層ガラスは、中空層側のガラス面に特殊金属をコーティングすることで、日射制御機能と高い断熱性を兼ね備えたガラスである。
  3. 熱線反射ガラスは、日射熱の遮蔽を主目的とし、ガラスの片側の表面に熱線反射性の薄膜を形成したガラスである。
  4. 型板ガラスは、ロールアウト方式により、ロールに彫刻された型模様をガラス面に熱間転写して製造された、片面に型模様のある板ガラスである。
解答
が不適当
強化ガラスはガラスを加熱後、急冷して表面に圧縮応力層が発生します。

問題は上記の通り、全て4つの選択式でその多くは不適当なものを選択する問題形式です。

そして、例年全く同じ問題というのはほぼ出ませんが、この4択の記述内容は似たような内容が頻出して出されます

ここにこの学科試験の合格への効率的な勉強法が見出されます。

学科試験の勉強方法

さて独学で資格を取得しようとする方の勉強方法ですが、こと学科試験については過去問の反復を中心とした勉強方法で良いかと思います。出題内容は下記の記事に詳しく書いています。

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勉強の最大のポイントは、

過去問(7年〜10年程度)をひたすら反復し、記憶の定着させる。
勉強の軸足はこの過去問の反復で良いかと思います。追記するならば下記の通り。
  1. 過去問題は最低5回程度は往復しましょう。
  2. 20問出題され20問回答する必要のある施工管理法に特に注力する。
  3. 上記プラス少し苦手な分野はテキストを読み込む。
  4. 全く未知の分野はyoutubeなどの動画で工事の内容を視覚的にも理解する。
  5. 力学計算や構造計算のモーメントについては理解出来ない場合はあきらめる。

以上5点です。

施工管理に関して一通りの知識がある場合は①②に留意して取り組めばなんの問題もありません。その場合は通勤時間や移動時間を利用した勉強でも十分合格出来るでしょう。

そして個々の専門分野が多少偏っている場合は、あまり今まで取り組んでいない未知の分野は基本知識習得のためテキストの読み込みは推奨いたします。例えば防水工事については全く知らないと言った場合は、どういう防水工事の種類があって、それぞれがどのような特徴があるか、と言ったことはテキスト・図解などである程度頭に入れたいですよね。

また全く知らない分野、例えば杭工事をみたことがない、と言った場合はオールケーシング工法と言われもイメージも出来ないでしょうから、そう言った場合はyoutubeなどで動画で工事のイメージを掴む事も、今後の実地試験を勘案して取り組んだ方が良いでしょう。

そして⑤の力学・構造計算モーメントに関しては独学ではなかなか難しいと思う方も多いかと思います。昨年は3問出題されていますが、建築学の出題は合計15問あって12問解答すれば良いので、なかなか理解出来ない分野に時間をかけるのはあまり得策ではありません。また実地試験でもこれに関する出題はありませんので、この分野は捨てても良いでしょう。他の記憶できる分野に注力する方が良いかと思います。(私は捨てましたw)

まあ何度も書きますが、過去問を反復することにより、その問題の正しい選択肢・誤った選択肢を正しく理解しておけば、実際の試験でも、全てを理解していなくても消去法で正解が導き出されたりもします。

決して1〜2回ではなく、何度も過去問を繰り返していきましょう

おすすめの教材

ではどんなテキスト・教材で勉強すれば良いかについてです。

まずは過去問題集。

1級建築施工管理技士学科問題解説集 1|令和2年度版 建築学・施工・共通 / 日建学院教材研究会 【本】
【送料無料】 1級建築施工管理技士 学科試験問題集 令和2年度版 / 総合資格学院 【本】

上記はこの資格取得では有名な日建学院総合資格から出されているもの。過去7年分を集めています。個人的には説明が日建学院の方がわかりやすいような気がします。1問解くたびにチェック欄がついているので正答だったか間違いだったかきっちり記録しながら勉強出来るもの良いですね。

分野別問題解説集1級建築施工管理技術検定学科試験 令和2年度 (スーパーテキストシリーズ)[本/雑誌] / GET研究所

こちらも有名なGET研究所からの出版。10年分が収録されていますが、頑張りたい方はどうぞ(笑)。個人的には7年分やれば問題ないと思っています。

次はテキスト。

ポイントを押さえて勉強するならば、上の要点テキスト一択で良いと思います。下の地域開発研究所のテキストは情報の網羅性は素晴らしいので参考書として持つのは良いかもしれませんが、一通りを読み込むのは少し難しいですね。

また良いテキストや問題集あれば紹介したいと思います。

まとめ

まだ試験まで時間はありますが、まずは過去問題集テキストを1冊ずつ購入して、パラパラゆる〜く眺めることからスタートすることをお勧めします。

もしくは力試しに過去のどの年度でも良いので、テスト形式でやってみるのもまた一つの方法。最初の点数をチェックしながら、定期的に計測することによって力を把握するもの良いと思います。

特に現在在宅で仕事をしている方は少しでもスタートすると精神的に楽になると思います。

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