2020年 1級建築施工管理技士 独学による実地試験対策について

2020年度(実質2021年実施)の1級建築施工管理技士の実地試験までは2ヶ月しかありません。

例え独学であってもまだ十分間に合います。選択と集中を行いながら、勉強を進めていきたいものです。

 

10月に実施された学科試験(マークシート)と大きく異なるのは記述式であるということです。

 

それによる大きな違いは学科試験はインプットが勉強が大半を占めるということ。一方実地試験は、まず知識のない部分をインプット(知識習得)しながら、最後の2~4週間はデスクに向かってノートに書いて記憶を定着させていく事がとても重要です。

インプットで終わると、実際に試験の際に文章を書くのに頭から出てくるのに苦労すると思います。(アウトプット)

本記事のポイント

この記事は2020年に書いたものですが、2021年対策をアップデートするまで読んで頂けると嬉しいです。
・施工経験記述対策
・その他の問題の対策

 

 

施工経験記述の取り組み・準備


問題1
施工経験記述、この問題で得点が取れないとかなり厳しいです。公表はされていませんが、全体の点数の中で配点は30%-40%と推定されます。逆に言うとここでほぼ満点が取るための取り組みが出来れば、合格へかなり近づくと言って良いでしょう。

  • 施工の合理化(平成29年出題)
  • 建設副産物(平成30年出題)
  • 品質管理(令和元年出題)
  • 施工の合理化(令和2年)←NEW!!

この4年間に出題されている課題は上記の通り。

高得点を取るコツは、

・問題の内容に忠実に解答する。(聞かれてない事を必要以上に書かない)
・自分の経験を正しく表現できる事。
・正しい日本語の文章を使い、誤字脱字をしない。

シンプルですが、わかりやすく相手に伝わるかということが重要です。極論すると、素人が読んでもある程度理解できる文章が良いですね。(専門知識内容は別として)

専門家にありがちなのは、難解な文章でエッセンスや主張が伝わりにくいことです。

うまく記述出来ない、

どう書けば良いかわからない場合は、過去問テキストの解答例を読み込んでみながら、どういう文章にすれば良いのか文章構成のパターンを自分で構築していきましょう。

・文章の構成、ロジックを過去問などの解答例に触れながら、まず真似てみる。
・そして実際に自分の自分の工事経験に当てはめて文章を詰めていく。
・出来れば先輩などに読んでもらい客観評価をもらいましょう。

文章の構成をまねるのは良いですが、解答例の丸写し・丸暗記の対応だと、少し問題内容が変わると応用が利かなくなるのでお勧めできません。

 

理論構成をきっちり固めて、自分の文章できっちり書けるようにしておけば応用も効きます。

出来れば、1級建築施工管理技士(監理技術者)の資格を有するのにふさわしい施工経験記述が書けるようにしたいものです。

この経験記述にある程度自信がつけば、他の勉強に安心して取り組めるようになります。

施工経験記述については多くの記事があります。まずはこの辺りから読んでください。

  1. 1級建築施工管理技士 第二次検定対策 施工経験記述(工事概要の書き方)
  2. 1級建築施工管理技士 第二次検定対策 施工経験記述(建設副産物)
  3. 1級建築施工管理技士 第二次検定対策 施工経験記述(品質管理)
  4. 1級建築施工管理技士 第二次検定対策 施工経験記述(施工の合理化)

まだ①以外は2021年度向けにアップデートしていませんが、順次新しくしていく予定です。

また2021年度より施工経験記述の添削サービスを当サイトで開始する予定ですので少々お待ちください。

 

経験記述が全く書けないという人は下記テキストがおすすめ。例文と書き方のポイントが充実しています。

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傾向と対策に応じたインプット(問題2,3,4)とアウトプットで知識習得

1級建築施工管理技士の実地試験の問題は、基本的には出題内容(パターン)はある程度固定されています。

※2021年の第二次検定より試験制度が変わるので、内容が少し変わるものと思われます。その予測はまた追ってしたいと思います。

問題構成は6問(2020年迄)
  1. 施工経験記述
  2. 仮設工事・安全計画
  3. 躯体工事
  4. 仕上げ工事
  5. 施工管理(工程)
  6. 建築法規

問題2は仮設工事安全計画についての一般記述問題が、毎年交互に出題されています。

例年の流れだと令和2年は安全計画に関する出題の可能性が高いと言えます。令和3年は仮設工事ですかね。

問題3は躯体工事、問題4は仕上げ工事に関する出題。

2019年の出題は、

躯体工事・・・施工上の留意事項を2つ記述する。
仕上げ工事・・誤りを見つけ正しい語句・数値を記述する。
2020年の出題は、
躯体工事・・・誤りを見つけ正しい語句・数値を記述する。
仕上げ工事・・施工上の留意事項を2つ記述する

が予定通り出題されました。2021年はこの傾向から言うと2019年と同じの可能性が高いです。

上記の出題傾向から試験対策としては、

2020年に出題されたものと異なる方を重点的に勉強する事が効果的と考えられます。(それが出る保証はありません)

確実な方法は当然の事ながら全方位で知識を習得する事です。ただし何度も書くように時間は有限です。

 

私の受検時はもう割り切って出題傾向の方にかなり重点を置きました。(90%)

問題2~4の対策や情報は下記記事を参照ください。

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第5問の工程(施工管理)に対する対策

私の受検した時代はバーチャート工程のみの出題でしたから楽でした。

バーチャート工程の対策

ここ3年はネットワーク工程のみの出題(2020年もネットワーク工程が出題されたので実質4年)ですが、バーチャート工程が出題されない保証はありません。

10年間の過去問の中から6-7年間のバーチャート工程の出題に取り組む。これだけで良いと思います。

バーチャートの工程をマスターするコツは鉄筋コンクリート・鉄骨造の工程の流れを、過去問のバーチャート工程全体を何度も見る事(俯瞰する)によって工程の全体の順番や流れを正しく理解できるようになります。

ネットワーク工程の対策

ここ4年はネットワーク工程の出題が続いているので以降も継続する可能性が高そうですね。

今後の試験受ける方に書いておきたいのは、第一次検定の学習の際にネットワーク工程を理解していると第二次検定の時に少し楽になります

クリティカルパスとフリーフロートの意味、内容だけはきっちり理解しておきましょう。

 

↓実際昨年の問題は私もほぼわかりました。

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過去問の反復と、文章を何度も書いて記憶を定着

20〜30才台の方は比較的まだ記憶の定着が早いと思いますが、40才を過ぎていくと覚えた側から忘れていきます。記憶を定着させるには、何事も反復ですね。移動時間は視覚を使って、インプット。自宅学習はノートと鉛筆で文章で書きながらアウトプット。この両方の作業は必須です。勉強の中心は過去問です。

  • 経験記述を人にアドバイスをもらいながら、経験記述で得点を稼ぐベースを作る。
  • 過去問を過去の傾向と対策に合致した問題をメインに取り組む。
  • 移動時間があれば過去問やテキストを読んでインプット。
  • 残り3週間は特に、自分の文章で書いて覚える時間を増やしていく(アウトプット)。
  • 第6問目の法規も過去問ベースで覚えていく。(条文の重要な語句・数値を記憶する)
  • 書いたものをチェックしながら習慣になって書いてしまう誤字・ミスをなくす(減点を減らす)

 

また実地試験については、合格するために配点を理解しながら、自分の勉強計画(重点的な取り組み)に反映するのも効果的な取り組みの一つです。(2021年度情報は不明)

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1級建築施工管理技士 実地試験向けテキスト

2021年度版は発売されたらアップしていきます。

いくつかテキストをリサーチしてみました。

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10年分の過去問が年次別に並んでいます。年ごとに進めるならば良いと思います。(中級者以上向け)

こちらは10年分の過去問が、出題分野毎に詳細解説付きで順番に並んでいる。過去問を分野毎に押さえていきたい人におすすめ。また苦手分野は無料動画のリンクがあるので、そちらで知識を補えるのが良いところです。

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こちらは過去5年分の過去問題と、過去の出題傾向に応じた必要と追われる用語、工事などについて必要事項がまとめられているので参考書的にも使えるし、過去の出題傾向もうまくまとまっています。経験記述例も多くまとめられいて、参考にしたい人には良いテキストです。

おなじみ地域開発研究所のテキスト。10年分の過去問と解答が最初にまとめられている。残りの大半は分野毎の広範囲な参考書となる多くの情報が入っている。このあたりを一通り勉強すれば間違いなく受かるが、そこまでは全く必要がないので、参考書的に使うには情報量の費用に多い書籍だと思います。

個人的に購入するならば、2つ目か3つ目ですかね。ただし3つ目を購入するならば、一番上の10年間の過去問題集は別に購入しておいたお方が良いと思います。

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また独学で資格取得を目指す場合は、自分なりの勉強環境を構築するのも、勉強習慣を継続させる一つの方法です。

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