【2020年】独学で進める1級建築施工管理技士(実地試験)対策のテキスト・教材選び

このサイトでは資格取得に当たっての1級建築施工管理技士のテキストや問題集のリンクをいくつか貼っています。

紹介している1級建築施工の出版されている問題集のメインは過去問にフォーカスしています。

ただテキスト・教材の種類によって勉強の進め方が異なるので、今回は勉強の進め方、自分の現在の資格取得における知識レベルに応じて購入すべきテキスト・教材を紹介したいと思います。

実地試験まで約1ヶ月と迫ってきましたが、現段階でも勉強は間に合いますので、対策が遅れている人は早めに手を打ちましょう。

意外と少し大きめの本屋さんに行っても、資格取得に関するテキストの種類はあまり多くありませんよね。真剣に本選びをするならば大型書店に行くのがベストですが、近くにない人も多いと思いますので、各テキストのエッセンスを紹介したいと思います。

問題集・テキストの類型化

私もあまり問題集やテキストについて今まであまり調べてこなかったが、改めて調査してみると各問題集やテキストによって勉強の進め方は大きく異なってくる事がわかりました。

シンプルに過去問の羅列がメインのものから、解説に重きを置いたテキスト、そして参考書的なものといろいろあります。自分のイメージしている勉強方法とテキストの編集が合致しているものを選んでいく事が重要です。

資格対策本は1冊あたりの金額はそれなりにしますので、慎重に検討したいものです。

  1. 過去問を年度順に進めていく問題集
  2. 過去問(を中心に)を分野毎に進めていくテキスト
  3. 参考書的に情報量が多いテキスト
  4. 過去問の中から傾向と対策を絞ったテキスト

と種類は様々です。例えば、ゼネコン勤務である程度の基本知識は問題ないので、過去問だけを年次毎に取り組みたいのならば①で良いだろうし、知識が全般的に不足しており、一から勉強する必要を感じているならば②か③の選択肢になるでしょう。

また専門学校に通っているならば①か④を資料の補足のため所持しても良いでしょう。(専門学校なら最初にテキストもらえますが)

上記の分類をベースにテキスト・問題集を次項で探してみたいと思います。

※②の過去問を分野毎とは、実地試験の問題1〜6の6分野(施工経験記述・施工計画・躯体工事・仕上げ工事・施工管理・法規)ごとに編集されたテキストを指しています。

参考記事↓

問題集・テキスト選び

過去問を年度順に進めていくテキスト

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建築資料研究社
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資格取得における大手専門学校の日建学院から出版されています。去10年分の問題が年度毎にまとめられていますので、最後のまとめとして、1ケ年単位で模擬試験的に過去問を取り組みたい人におすすめ

ただしテキスト的な詳細な解説はないので、それでは理解出来ないと思う人は補足的なテキストが必要になってくるかと思います。ある程度完成された知識を有する人以外はこのテキストのみで独学で合格するのは難しいでしょう。

過去問(を中心に)を分野毎に進めていくテキスト

独学で一から過去問ベースで知識を学びたい人におすすめなのはGET研究所のテキストかもしれません。問題1の施工経験記述から問題6の法規まで過去問をベースにまとめられていますが、解説が詳しく他書と比較してわかりやすいのが特徴です。

・過去問題の出題された内容(傾向)がわかりやすくまとまっている
・各章の頭にその分野の重要項目集がまとめられている
・過去問題の丁寧な解説がある(10年分)+αの情報が入っている
・本年度の試験を想定した演習問題が用意されている
・テキストの内容に沿ったYOUTUBE動画が用意されている

などでしょうか。全般的に知識がまだ不充分だけど、独学でやりきりたい人にはおすすめのテキストと言って良いでしょう。説明が丁寧でポイントをうまく押さえています。

多くの人に勧めやすいテキストですね。迷ったらまずはこのテキストで良いと思います。

 

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こちらも問題1〜6の出題分野順にうまくまとめられています。

・過去問題の出題された内容の分析(傾向)
・施工経験記述は工事概要の書き方、記述のポイントがまとめられている
・施工計画は記述のポイント、重要な項目が押さえられている。
・過去問題の丁寧な解説が含まれる。(10年分)

施工経験記述の記述例は年度毎に3つずつ用意されている。GET研究所との違いは、分野毎の重要項目集的なものはなく、あくまでも過去問に出題された内容+αの解説にフォーカスを当てています。本も赤色と2色刷りで読みやすいのが特徴になっています。

ある程度知識のベースがある人が取り組みたい場合は、GET研究所よりシンプルにまとまっている分良いと思います。

参考書的に情報量が多いテキスト

ご存知、地域開発研究所のテキスト。こちらは最初に過去10年分の問題と解答・解説がサラッとまとまっており、後は仮設工事〜各工事が章別にまとめられています。

ただこれは過去に出題された問題をベースの解説ではなく、建築工事標準仕様書から出題された、もしくはされそうな部分を抜き取ったものとなっています。そのボリュームはなかなかのもので、これを読み込むのはなかなか骨が折れます(笑)

このテキストを購入して、勉強に取り組むというより、参考書的な感じというのが私の感想。自分がわからない部分を読み込むには良いと思いますが、これをベースに知識を取り入れる事が可能な人は素晴らしいと思います。

ただ資格取得後にも役立つ情報は多いので持っていて損はない良書だと思います。

 

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このテキストはGET研究所と本の厚みは同じくらいのボリュームですが、過去問の収録は5年分のみとなっています。

・過去問題の出題内容の傾向(一覧)
・実地試験の出題に関連する法令の抜粋
・施工経験記述は記述例文、書き方、ポイント、題材になるポイントなどが豊富であり、本全体の1/3を占めている
・各分野毎に学習の要点がまとめられ、その後は問題方式で詳細な解説がついている。(問題は過去問にとらわれず範囲が広い)
・最後に5年分の過去問と解答がまとめられている。(ここは詳細な解説はない)

独学だが、施工経験記述が何を書けば良いのか全くわからない人はこのテキストが良いと思います。

経験記述を書く上で必要なポイントがほぼ網羅され、多くの工種の経験記述の例文も多いので自分が該当する工事の題材の選定の参考になります。

またどういったものが『施工の合理化』につながるのか等、出題内容別にとても丁寧に解説されています。

それ以外の分野は、地域開発研究所の参考書的な情報ではなく、問題別に解説が入っているので取り組みやすさはあると思います。

かなり広範囲に網羅されているので、きっちり勉強したい人にはおすすめです。ただし過去問の傾向と対策に応じた内容が網羅されていますが、かなり骨太な内容ですので、これを中心に取り組むのは覚悟が必要ですね。こちらも補足する資料として良く出来ているので、足りない部分を学習するには良いと思います。

過去問の中から傾向と対策を絞ったテキスト

最後にこのテキスト。実践問題と記述例集とあるように、施工経験記述例はそれなりに用意されています。この本の特徴は他書と比べると薄いです(笑)この本は過去問題集ではなく、あくまでも過去問題から必要な部分を厳選して、それを解説した書籍になっています。

つまり網羅性は極めて薄いのですが、ポイントのみ押さえたいという人向けテキストです。

・過去問を一通りやった最後の仕上げに
・ある程度の知識があるので、ポイントを絞った学習をしたい

と言った感じでしょうか。全く一から取り組むのに、これをベースに勉強するためのテキストとは異なります。

(追記)参考書

実地試験において、問題2〜4で出題される

躯体工事、仕上げ工事の施工上の留意事項の記述問題(例年交互)
仮設工事、安全管理の対策すべき事項の記述問題

などは、解答例が多く考えられます。

上記で紹介した対策本も問題に対する解答例が記載されていますが、あくまでも例として要点のみが書かれている場合もあります。

そういった内容が十分に理解出来ない場合に参考書的なものがあると知識のサポートになるので、しっかり勉強するならば持っておくのも悪くありません。

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上記の記述対策ならば、これが一番詳しいです。
建築工事監理指針」は、公共建築工事標準仕様書の解説書として、工事監理に必要な基礎知識を得るとともに、工事監理に必要な規格・基準、材料・工法などの資料や施工技術を掲載した書籍となっています。

上記の通りの内容なので、施工上の留意事項などは詳しく記載されているので、解答するのに必要な内容が理解出来ます。(ただし上下巻ありボリュームもありコストも高いですが、書籍としてはベストですね。)

こちらは公共建築工事標準仕様書です。こちらは内容は上記よりシンプルなので、全ての記述に対応するのは少し難しい感じです。こちらはwebでも公開されているので購入は不要かと思います。

あとは地域開発研究所のこちらのテキスト。施工管理・法規全般の技術検定対策としての参考書としてこちらを利用するのも良いかもしれません。

またネット上でも多くの情報が得られます。各種法規はネットでほぼ網羅されています。仮設工事の検討すべき事項は労働安全衛生規則を調べれば多くのことが理解出来ます。

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まとめ

最初にも書いた通り、テキスト・問題集選びは勉強の進め方で大きく変わります。

・基本的な知識はあるので、年次毎に過去問のみを取り組みたい
分野別に一つ一つ独学で勉強したい
・過去問だけでは不安なので、過去問+αの勉強がしたい
参考書的に活用できるテキストが欲しい。(既に学校などにも通っている)

などいろいろあると思います。

特に『1級建築施工管理技士』の資格を取得する上で、全般的な知識が多く不足しているけど、独学で勉強したいという方は、『過去問を分野別に進めていくテキスト』が良いと思います。独学で進める場合はそのテキスト1冊及び参考書的テキスト1冊は用意して勧めた方が効率的と言えるでしょう。

勉強は、

  • 本などを読み込んで知識を詰めていく。
  • 頭に入ったものを文章で書いてみる。(反復が必要)
  • 苦手(全く知らない)な分野は動画など視覚情報も入れておく。
  • 勉強に集中出来る環境を持っておく。

以上を意識しながら勉強を効率的に進めたいものです。

今年以降に資格取得を現在検討している人は、まず勉強を進める上での選択肢をどうするか考えておきましょう。

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