2024年 技術検定スケジュール(2級建築施工管理技士)

さて、1級でも取り上げましたが、令和6年度の2級建築施工管理技士の技術検定のスケジュールについて本記事ではまとめたいと思います。

実は本年度は1級建築施工管理技士の1次検定は例年より1カ月遅れの実施となるのですが、2級1次については例年通りのようです。

各情報参照ください。

ちなみにですね、秋に実施される1次検定及び2次検定は試験スケジュールは発表されていますが、受検の手引きはまだリリースはされていません。

国土交通省主管の2級各種技術検定の令和6年度のスケジュール

まずは建築に限らず国土交通省が主管する2級の各技術検定の試験日程については下記の通りとなっています。

国土交通省より引用

2級の建築及び電気の技術検定スケジュールの第一次検定はほぼ例年通り、第二次検定は11月の第四週目と例年より2週遅い実施となっています。

1次検定のみ(前期)のスケジュール

まずは『2級建築施工管理技士補』の称号を得るための第一次検定(前期)のスケジュールです。

日付 スケジュール
2月9日(金) 1次検定のみ(前期)申込受付開始
3月8日(金) 1次検定のみ(前期)申込受付締切
5月20日(月) 受検票送付(発送)
6月9日(日) 1次検定のみ(前期)実施
7月10日(水) 1次検定のみ(前期)合格発表 

1次検定のみ(後期)のスケジュール

日付 書面申込
6月26日(水) 1次検定のみ(後期)ネット申請受付開始
7月10日(水) 1次検定のみ(後期)申込受付開始
7月24日(水) 1次検定のみ(後期)申込受付締切
受検票送付
11月24日(日) 1次検定のみ(後期)実施
1月10日(金) 1次検定のみ(後期)合格発表 

 

第一次検定・第二次検定及び第二次検定のみ受検者のスケジュール

日付 書面申込 インターネット申込
6月26日(水) 1次・2次申込受付開始
7月10日(水) 1次・2次申込受付開始
7月24日(水) 1次・2次申込受付締切 1次・2次申込受付締切
受検票送付
11月24日(日) 1次・2次検定試験実施
1月10日(金) 1次検定合格発表 
2月7日(金)
※令和7年
2次検定合格発表
(注意事項)
申込用紙は3種類に分かれていますのでご注意ください。(①1次・2次②1次のみ③2次のみ)
・インターネット申込は、再受検者(「1次検定のみ」試験申込者を除く)の方が申込みできます(インターネット上で申込手続は全て完了のため受検願書の購入は一切不要)。

令和6年の第一次検定(前期)については受検の手引きがリリースされているので、試験詳細の記事を下記の通りにまとめています。

前期の第一次検定詳細

さて、6月に実施予定の前期の第一次検定については、受験の手引きがリリースされているので、こちらにまとめておきましょう。

試験日令和6年(2024年)6月9日(日曜日)

時間割:

入室時刻 〜9時45分迄
試験問題配付説明 10:00 ~ 10:15
午前試験時間 10:15 ~ 12:45(2時間30分)

試験地:札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄

試験の内容: 全てマークシート方式

建築学 1 建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な建築学、土木工学、電気工学、電気通信工学及び機械工学に関する概略の知識を有すること。 知識
(四肢択一)
 建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な設計図書を正確に読み取るための知識を有すること。 知識
(四肢択一)
施工管理法 1 建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する基礎的な知識を有すること。 知識
(四肢択一)
2 建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な基礎的な能力を有すること。 能力
(五肢択一)
法規 建設工事の施工の管理を適確に行うために必要な法令に関する概略の知識を有すること。 知識
(四肢択一)

※法令などは令和6年1月1日に有効なものとなっています。

第一次検定は基本的には旧学科試験を踏襲しつつ、令和3年度より、赤文字の能力を問う問題が増えます。これは昨年まで四肢択二の問題でしたが、今年の受検手引きだと五肢択一になっているので注意が必要です。

まとめ

2級建築施工管理技士補は資格として大きな効用はありませんが、

  • 実務経験が不足している段階での第1ステップとして。
  • 少しずつ勉強して段階的にステップアップする手段として。

資格取得を進めるのも良いのではと思います。(※2級建築施工管理技士の1次検定は実務経験不要です)

2級の第一次検定のみの受検であれば、独学での勉強も進めやすいと思います。

私はある程度のキャリアを積んでいたので、2級建築施工の技術検定を経由せずに1級建築施工技士の技術検定を受検しましたが、4階層の資格になって、段階的に無理をしないステップアップは若い時からの勉強習慣にもつながります。

そして2級建築施工管理技士の第一次検定を合格する力があれば、1級建築施工管理技士の第一次検定の勉強はとても楽になると思いますしね。

 

またこの業界は資格取得とは別に、実務経験を積みながらのある程度の学びは必要だと個人的には思います。

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