さて2級建築施工管理技士の試験も近づいてきました。
1級でも取り上げたのですが、試験当日の注意事項など試験実施団体が公開している内容で知っておくべき事項をまとめました。
今回の内容は第一次検定と第二次検定をセットで受検予定の方を対象としています。
・受検票のチェック
・当日の時間割や持ち物
・試験の際の注意事項
・不正行為
・成績の通知(不合格者)
受検票の確認
受検票は10月23日(月曜日)に発送されています。
10月30日(月)を過ぎても届かない場合は11月2日(木曜日)までに建設業振興基金に問い合わせた方が良いでしょう。
受検票はあくまでも紙なので紛失リスクもあります。届いたらとりあえずスマホなどで写真を撮っておきましょう。
基本的には合格発表まで置いておく必要もありますし。
試験当日のスケジュール
試験日 : 令和5年11月12日(日曜日)
試験の時間割 :
入室時刻 | 9:45迄 |
試験問題配布説明 | 10:00~10:15 |
第一次検定試験時間 | 10:15~12:45 |
昼休み | 12:45~14:00 |
試験問題配布説明 | 14:00~14:15 |
第二次検定試験時間 | 14:15~16:15 |
個人的に思うのは第一次検定の試験時間長いですね(笑)
注 1 受検票等忘失者は会場受付にて再発行手続きをおこなってください。(9時15分より受付)
注 2 入室時刻までに自分の座席に着席してください。(遅刻は厳禁)
注 3 大規模災害等により試験を中止、または試験時間の繰り下げ等を行う場合があります。
※建設業振興基金ホームページより引用
試験は朝の9時45分までに入室が必要です。
場所にもよりますが、公共交通機関も何があるかわかりませんので早めの到着が無難ですね。
早めに行ってテキストの見直しの時間も欲しいところです。(気休めにはなります)
試験当日の持ち物
当日の持参品です。
・受検票
・HBで黒の鉛筆またはシャープペンシル
・消しゴム
・ 腕時計(机の上に置いてよい時計は、時計以外の機能の付いていない腕時計のみ)
・ 弁当
・テキストやノートその他勉強素材
・ 眼鏡等
※補聴器や拡大鏡(眼鏡型ルーペは除く)等を使用する場合には、あらかじめ「受検時特別対応申請書」の提出が必要となります。
試験当日の注意事項(試験会場)
当日の注意事項です。
- 試験当日は入室時刻までに来場し、受検票の受験番号によって指定された席につき、受検票を机の上に置いてください。
(受検票を忘失した方は、必ず受付で手続きをしてください。なお、手続きの際には、写真の貼付してある身分証明書(運転免許証等)を提示してください。) - 試験中は通信、記録、計算、辞書等の機能がついた電子機器等(携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチなど)の使用を禁止します。時計代わりとして使用することも禁止です。電源を切っておいてください。
- 試験中、机の上に置いてよいものは、受検票、筆記具、腕時計のみです。これ以外のもの(筆箱、飲み物など)は、机の上に置かないでください。飲食することも禁止です。
- 試験会場内では、試験監督者・係員等の指示に従ってください。
- 試験開始後1時間以内及び試験終了前10分間は、退室できません。
- 試験会場内は、原則として全面禁煙です。
- 自動車・バイク等での来場はお断りします。(試験会場及びその付近には駐車・駐輪できません。)
駐車違反等の呼び出しで試験室を離れた場合は、再入室できません - 問題用紙は、午前・午後の試験終了時までそれぞれ在席した者に限り希望者は持ち帰ることができます。
- 温度調整のきく服装でご来場ください。
試験時間は2時間30分と2時間、出来れば水分補給は許可して欲しいなと思います。
基本的な注意事項は1級も2級も同様です。
問題用紙を持ち帰りたい場合は、最後まで在席しておく必要があります。
第二次検定は2時間だから問題ないけど、第一次検定は2時間30分は多くの人にとって長く感じると思います。
(それでも帰宅後に答え合わせしたい場合は残るか、選択した解答を覚えて帰るしかありませんね)
注意すべき事項は、
・時計は通信機能付きは不可。
・試験問題や解答は他の媒体等に転記不可。
ですね。
試験中の禁止行為
(イ)試験に関係する内容が記載された書籍、印刷物、メモ等を利用できる状態に置くことや、他の人から答えを教わることをすること。(これらと紛らわしい行為を行うことを含む。)
(ウ)通信、記録、計算、辞書等の機能がついた電子機器等(携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチなど)を使用すること。(これらと紛らわしい行為を行うことを含む。)
(エ)他の受検者の答案をのぞき見ること。(これらと紛らわしい行為を行うことを含む。)
(オ)他の受検者に答えを教えたり、禁止行為の手助けをすること。(これらと紛らわしい行為を行うことを含む。)
(カ)他の受検者の解答の妨げになること。
(キ)試験場において試験監督者・係員等の指示に従わないこと。
(ク)受検票、座席票にメモをとること。
(ケ)試験中に飲食すること(健康上の理由等で事前に許可を得た場合を除く)。
・建設業法に基づく最長3年間の受検禁止の処分
・刑法第233条その他の法令違反に関する刑事告訴
不正行為に関する受検禁止の措置
建設業法施行令の規定に基づき、不正の手段による受験については、合格の取消し又はその受験を禁止することとなります。その処分を受けた者は、3年以内の期間を定めて受験を禁止されることがあります。
※建設業振興基金ホームページより引用
疑わしい行為は絶対やめておきましょう。
合格基準
第一次検定
こちらは60%以上が合格となります。
40問解答する必要があるので、24問以上の正答が必要です。
選択問題がありますが、選択数に誤りがないことが大切です。
※解答数が指定数を超えた場合は減点となります。
第二次検定
こちらも第一次検定同様に、60%以上の正答率が必要です。
マークシートではないので、なかなか判断は難しいところですね。(よほどの自信がない限り)
ただ、
問題4の法規
問題5の施工管理(正誤)
この3つは、ある程度正誤がわかります。問題2の施工管理(用語)も何割取れたかはざっくりわかるでしょう。判断の難しいのは施工経験記述です。というわけで余裕のある人以外は合格発表を待つしかなさそうですね。※第一次検定と第二次検定とも試験の状況により合格基準が変わる可能性もあります。
個人の成績の通知について
第一次検定は、
と通知され、
第二次検定については以下による評定とし、その成績を通知する。
A:合格(合格基準以上)
B:得点が 40%以上合格基準未満
C:得点が 40%未満
上記の通りで、合格者は合格発表がその通知変わりになりますね。不合格の場合は、BなのかCなのかは来年以降の指針にもなるので重要ですね。しっかり受け入れて、何が原因なのかは知っておく必要があると思います。
まとめ
- 当日は余裕を持った時間で試験会場に到着しましょう。
- 忘れ物はしないように要確認。
- 事前に食事調達の場所のチェック。
- 文房具は自分に合ったものを持参する。
- テキスト、ノートなどは気休めにもなるし勉強にもなるので持参しよう。
- スマホやスマートウォッチの利用は不可。
- 試験問題を持ち帰りたい場合は、試験最後まで退出しない。
- 試験は基本、公共交通機関の利用を推奨。
では、皆さん本番頑張ってください。