【令和4年】1級建築施工管理技士 第一次検定まで後1か月

月日が経つのは本当に早く、本年度の1級建築施工管理技士 第一次検定まであと1ヶ月です。

みなさん、勉強は順調でしょうか?

 

私が受検者の際は、知識不足を自覚していたので3か月前から取り組みましたが、まだ準備不足の方でもまだまだ間に合います。

まあ気休めに読んでもらえれば幸いです。

現在の自分の位置(進捗)を客観的に知っておく

まず今後の1ヶ月を有効に過ごすために、そして合格するために、

まずは自分の現在の立ち位置をしっかり理解しておきたいところです。

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私が受検の際は下記のスケジュール感で取り組んだように思います。

1, (第1期間)3月中旬〜4月中旬 基本知識のインプット・動画閲覧
2, (第2期間)4月中旬〜5月中旬 出題想定範囲の知識の記憶定着期間
3, (第3期間)5月中旬〜試験日迄 過去問反復期間
3の期間はほぼ通勤時間や出張時間を活用しての過去問の取組みが大半でした。
さて、この記事を読んでいる読者様は、まずは過去問の1年を取り組んでみましょう。
A, 合格点(36問)以上の正答率
B, 理解度は半分前後(25-35問)
C, ほぼ全て勘で解いて、内容はわかっていない。
まずは現在の正答率の把握をしてみましょう。
出来れば、得意分野と苦手分野もしっかり把握しておきましょう。

Aの人は

・過去問の反復演習
もうこれに尽きますね。

そして手落ちのないように(施工管理法の応用問題対策)

・躯体工事の問題
・仕上げ工事の問題

ここに特に重点を置いて、自信を持って試験に取り組んで頂きたいと思います。

Bの人は

こちらもまだ記憶が定着していないものの、もう一息、1ヶ月もあれば十分に仕上がります。

引き続き継続すれば間違いなく合格出来ます。

・通勤時間や隙間時間を利用した過去問の取り組み
→理解できない分野については、自宅でテキストの読み込み、動画閲覧、通信講座を視聴
・施工管理法の応用問題の演習。
過去問題は、例えば7年分✖️82問=574問
残す時期は約30日で、3回の反復演習と最後の仕上げ1回で合計4周が理想。(可能なら5回)
1周目 → 12日(1日約48問) 解説部分はよく読む。
2周目 →   7日(1日82問)  間違ったところ、理解不十分な部分の解説はよく読む。
3周目 →   6日(1日約95問)       上に〃  ※過去2回で理解したところはスキップする。
4周目 →   5日(1日115問)    上に〃
これは例です。限られた時間なので計画的に、自分で設定しましょう。
1周目は2周目以降のスピードを早めるために、ここはじっくり理解を深めるための取り組み
2周目以降は反復効果もあるので、解説読む部分は徐々に減ってくると思います。
3周目で勉強効果(正答率のアップ)が見えたら、多少方向転換してみましょう。(→応用能力問題へのシフト)
過去問を何周するかは、自分の正答率を意識しながら調整すべきですね。
※2回目でもうわかったと思える部分は印をつけてスキップしていっても良いと思いますし、出題分野、得意・苦手分野などによって自分の重点取り組みは臨機応変に変えていきたいところですね。
ちなみに私は、この当時の学科試験はモチベーション高く、また基本知識も欠落していたので5周程度したように記憶しています。正答率もおそらく90%前後でした。(ここの知識は実地に役立つという思いから頑張りましたよ)
そして正答率を高めるために、自宅での勉強は不足知識の部分のテキストの読み込みですね。

Cの人は

まず、専門学校に通っている方は、至急、その講師の指導に従いましょう(笑)

通信講座で勉強している人は、

  1. 全ての講座を聞く(視聴する)
  2. 苦手分野は通勤時も活用して学ぶ。
  3. ある程度理解した分野から過去問にシフトする。

①は主に最初の2週間で、③は出来れば日々の通勤時間を活用して1か月間継続したい取組みですね。

例えば、建築学法規の問題はより単純な知識問題なので、過去問に早期にシフトした方が良いと思います。
そして自分の専門工事分野もです。
自分の経験のない工種の動画視聴はとても有効なので、しっかりやりたいですね。
→お金払ったからもったいないと考えず、取捨選択は必要です。
過去問は毎日取組みたいですね。
市販テキストで取り組んでいる人は、
テキストにもよりますが、GET研究所のだと、
  • 過去問演習をしながら、詳しい解説で理解できる。
  • 自信のない分野は動画視聴(YOUTUBE)で補う。
  • 重点分野をテキストを読みながら理解する。
  • 以上を2週間で死に物狂いで頑張る(笑)
このGET研究所の書籍も700ページ程度あります。
もう時間がない、なおかつ勉強の進捗状況は良くないという場合、自分の現在位置を理解しながら、ある程度取捨選択は必要です。
出題分野毎に勉強の強弱を明確につけていきましょう。
※施工の躯体・仕上げ関連の問題や施工管理法はしっかり取り組み、他を多少選別したいところです。

第一次検定に合格すると『技士補』になるということ

受検者の心得として、今年の試験が昨年までと大きく異なるのは、この見出しの通りです。

監理技術者ではないものの、監理技術者補佐になる資格が得られます。

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令和2年までは、
『学科試験に合格したけど、実地試験に2度落ちた』ら、また学科試験から再スタートです。

ところがこの新しい試験制度は、
『第一次検定に合格したら施工管理技士補になり、施工管理技士になるには第二次検定を受検して合格する』という仕組みです。

つまり第一次検定から再スタートする必要がありません

そして上記の資格制度の見直しにより試験制度も、その合格基準は、

建築施工管理 1級
・第一次検定(全体)                                 得点が 60%
(施工管理法(応用能力))       得点が 60%
・第二次検定              得点が 60%

国土交通省が定めており、

これを読み取る限り、第一次検定の施工管理法(応用能力)問題でも60%正答する必要があるように思います。

問題としては、選択肢が5問用意されて2問選択する必要がある(五肢二択)、というように少し慣れが必要です。

1年に1度の資格試験です。ぶっつけ本番はとっても危険ですよ。

 

 

現在、勉強が遅れている人は特にその点において手落ちのないようにすべきですね。

まとめ

資格取得に限らず、勉強というのは最初はなかなか成果が出ません。

特に知識が不足している分野については理解するのに時間を要します。

ただそれを毎日継続して繰り返すことによる反復効果が、最後の期間で大きく伸びます。

第二次検定は記憶した内容を文章にする必要のある問題が出題されますが、
第一次検定は全てマークシート式です。
しっかりと学べば必ず力は伸びますので、あきらめないように頑張って欲しいです。
過去問を反復する最大の効果は、
  • 問題の慣れで、なんとなく怪しい選択肢がわかるようになる。
  • 何度も同じ内容の文章が出題されている。
  • 明確にわからなくても消去法で正解が導き出せるようになる。
もうこれに尽きますね。
利用しているテキストが合わなければ、見直しも必要です。
合わせて読んで欲しい記事。
・昨年の第一次検定の振り返り
・良いテキストを持っていない方は、
・施工管理法の応用能力問題の対策は、
第一次検定対策~施工管理法の応用能力問題(後編)

 

では引き続き勉強頑張ってください。

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