1級建築施工管理技士実地試験の配点を予想してみる(最後に第二次検定予想あり)

資格取得を決意するまで、総合建築の施工管理のプロでもなんでもない私が、この1級建築施工管理技士の実地試験はとんでもなく大変そうだと思っていました。

マークシート式の学科試験と異なり、多くの分野で知識のない私が記述問題を解くにはどれくらいの勉強時間が必要か全く見えませんでした。そんな先の見えない取り組みの中で、光明が見えたのは施工経験記述が書けるようになり、このままこれを得点源として進める事が出来そうだと確信できたからです。

施工経験記述で高得点を取れば、他の問題はあとどれくらいの出来ならば合格出来るのかを自分なりに分析して、少し気分が楽になり最後の追い込みにも繋がりました。

 

本記事のポイント

・実地試験の配点(推定)
・配点計画を立てて合格への道を作る。

配点は正しいかわかりませんが、おそらく大きく外れてもいないと思います。

2021年はどうなるかわからないから不安ですね。(秋頃にこの記事はアップデートします)

問題構成(出題は例年6問)

もう問題構成については他の記事でも繰り返し書いていますので、簡単に。

  1. 施工経験記述(工事概要と大問1.2)
  2. 仮設計画・安全管理(記述の留意事項3問×2)
  3. 躯体工事(留意事項4問×2もしくは正誤問題8)
  4. 仕上げ工事(留意事項4問×2もしくは正誤問題8)※躯体工事と交互
  5. 施工管理・工程(概ね5問)
  6. 法規(法規3問×2)

多少前後する年もあるかもしれませんが、大体こんな感じです。

ちなみに上記の出題内容の傾向と対策については下記を参照。

 

配点予想

では上記6問についての私なりの配点予想をしてみます。いきなり結論ですが、

問題 出題 問題数 予想配点
問題1 施工経験記述 工事概要+大問2 32
問題2 仮設計画・安全管理 3問×2 12
問題3 躯体工事 4問×2 又は8問 16
問題4 仕上げ工事 4問×2 又は8問 16
問題5 施工管理 6問程度 12
問題6 建築法規 3問×2 12
合計 100点

ざっとこんな感じです。いつも、施工経験記述の配点は30%-40%と私は言っていますが、精査すると上記のような感じですね。

では具体的に個別に考えてみたいと思います。

問題別配点

問題1 施工経験記述(予想配点32点)

1級建築施工管理技士 実地試験において一番重要な問題はこの施工経験記述であることは間違いありません。学科試験は建築全体の一般的知識が求められるのに対して、1級建築施工管理技士や監理技術者にふさわしい実務経験を有しているかという事が、実地試験の大きなポイントです。

この資格試験は学歴などをベースに必要な実務経験を設定しています。それに加えて、『1年以上の指導監督的実務経験を含む』ことが受検資格になっています。ですのでこの経験記述が書けないという事は、実務経験及び指導監督的実務経験がないと判断され、不合格になると言って良いでしょう

まず工事名・工事場所・工事の内容・時期・あなたの立場をきっちり記述をして得点を積み重ねる。(5-7点くらい?)

そして1は、上記の内容に応じた経験記述(15-20点程度)

2は、工事概要に限らない経験した工事や、取り組みについての記述(8-12点程度)

と言った感じでしょうか。

問題2 仮設計画・安全管理(配点予想12点)

この問題は例年、

  • 仮設物の設置計画の作成に当たり検討すべき事項の留意点を2つ → 3問
  • 災害の発生するおそれのある状況や作業の内容と災害を防止するための対策を2つ → 3問

上が仮設計画、下が安全管理の問題として、毎年交互に出題されています。

昨年度で言えば、

  1. 荷受け構台
  2. 鋼板製仮囲い(ゲート及び通用口を除く)
  3. 工事用エレベーター

をそれぞれ2つの留意点を記述する問題でした。例年、合計6つの記述の必要があります。

計6問✖️2点=12点。白紙は避けて、とりあえず1点でも取りたいところです。

問題3 躯体工事 問題4 仕上げ工事(配点予想各16点)

次に躯体工事と仕上げ工事についてです。この2つは傾向と対策でも記載している通り、出題方式が交互です。

 

令和元年(2019年)
問題3 躯体工事・・・施工上の留意事項2つ✖️4問(計8問)
問題4 仕上げ工事・・不適当なものを探し、正しい語句数値を記述する✖️8問
平成30年(2018年)
問題3 躯体工事・・・不適当なものを探し、正しい語句数値を記述する✖️8問
問題4 仕上げ工事・・施工上の留意事項2つ✖️4問(計8問)
このように偶数年・奇数年と出題方式がそれぞれ交互に異なっています。しかしながら、回答する問題数は合計8つなのは同じ。
問題3・問題4ともに、8問✖️2点=16点と予想します。

問題5 施工管理・工程(配点予想12点)

次に工程に関する問題です。ここ最近3年間の出題はネットワーク工程となっています。問題数は3-4問と年度毎に少し異なりますが、その中で実際に解答する数は6問と同じになっています。

令和元年(2019年)
1. 作業A2とB2の作業内容
2. フリーフロート日数
3. 総所要日数と工事完了日(2つ解答)
4. 空欄を埋める問題2つ
平成30年(2018年)
1.作業A8とB8の作業日数
2.総所要日数と班数(2つ解答)
3.空欄を埋める問題3つ
平成29年(2017年)
1.作業日数
2.空欄を埋める問題2つ
3.総所要日数
4.4空欄を埋める問題2つ
上記の通り、解答が必要なのは計6問なので、6問✖️2点=12点と予想した。

問題6 法規(配点予想12点)

最後は法規の問題です。法規はここ何年か出題されるものが固定されています。

  1. 建設業法
  2. 建築基準法施行令
  3. 労働安全衛生法

問題は3問で上記の順番で出題され、それぞれ2つの空欄に正しい語句や数値を入れる問題です。

3問✖️2つで合計6問。6問✖️2点=12点

 

以上計6問についてまとめましたが、2〜6問は全て1問✖️2点で計算すると、問題1の施工経験記述が32点になったというのが私の予想です(笑)

ただ問題3の躯体工事、問題4の仕上げ工事で交互に出題される正誤問題を1点✖️8問とすると、合計8点になります。その場合、問題1の施工経験記述が40点になるのもあるかなと少し考えましたが、そうなると少し知識バランスが悪いかなと思って、施工経験記述は32点としました。
※一応、施工経験記述を32点、40点両方で検証しておいた方が良いかもしれません。

自分の合格のための得点計画

この配点を想定する意義は、自分なりの合格パターンと重点学習のポイントを押さえるためのものです。この記事に限らず、書籍やネットでも配点を記載しているものがあるので、自分で納得したものを選択しても良いでしょう。

私も資格取得の際、自分でシナリオを書いてみました。(最低60点確保するイメージ)

目標 配点
1 経験記述 26 32
2 仮設・安全 6 12
3 躯体工事 8 16
4 仕上げ工事 8 16
5 施工管理 6 12
6 法規 6 12
合計 60 100
  • 合格するためには施工経験記述で高得点を取るために記述の演習を繰り返す
  • 1の経験記述が書けるようになれば、他(2-6)は50%書ければ良い。
  • なので2〜6は過去に出題された問題だけは確実に得点を取ろう。

このように考えて勉強に取り組みました。

実地試験対策もやり始めると、ここも覚えないと、そこも出るかもと思い出すとキリがありません。

ですので、まずは施工経験記述で確実に高得点を取る。(可能ならば限りなく満点に近い点数を取る)そしてそれ以外の分野は、あくまでも過去問と学科時代の知識の取り組みを中心に行い、過去に出題されたものは確実に得点につなげるようにしておこうと決めました。

施工経験記述だけはどうしても苦手だ、と言った場合は他の戦略も立てないといけませんね。いずれにしても資格取得は、特に仕事が忙しい人々は情報を正しく収集して効率的な勉強方法を確立することが何よりも重要です。

まとめ

大体1問2点の配点と考えた時、文章記述での留意点は、

・漢字の誤字や明確な誤りを避ける。
・施工上の数値などの誤りに気を付ける。

これで1点減点されるのは結構痛いです。

施工上の留意事項に関する書き方については、また別の機会に取り上げようと思います。

令和3年(2021年)からの第二次検定対策はどう考えるか

では、参考程度に本年度の予測です。(全く保証の限りではございませんww)

問題 出題 問題数 予想配点(1)
問題1 施工経験記述 工事概要+大問2 32
問題2 仮設計画・安全管理 3問×2 12
問題3 躯体工事(留意) 4問×2 16
問題4 仕上げ工事(正誤) 8問→6問 12
問題5 施工管理 6問→5問 10
問題6 建築法規 3問×2 12
問題7 知識問題(選択式) 6問 6
合計 100点

今年の第一次検定の新たな新分野問題として『施工管理法』の応用能力問題は6問出題されました。(問題総出題数は変わらず)

この第一次検定はこの応用能力問題のみで正答率が60%以上ないと不合格になると案内されていましたので、10問は出題されると想定していました。(実際は6問のうち50%の3問で合格と調整が入った)

そう考えると、この第二次検定も『知識問題』はそこまで他の問題と比べてそこまで重要ではないので、せいぜい4問〜8問と想定します。

今回は6問✖️1点=6点と予想して、問題4の正誤問題と問題5の施工管理の工程の問題がいじりやすいのかなと思い上記の想定とします。

 

また今回の出題内容は施工管理法の知識問題なので、似た内容の問題3躯体工事と問題4仕上げ工事の2つで4点〜8点を調整されることも想定されます。ただ今年の問題3の躯体工事は今年はおそらく施工上の留意事項を記述する問題。

私が出題者ならば、あまり記述問題を減らしたくありません。

結論から言うと、『施工管理法の知識問題』が出題されるからといって、他の従来のどこかの問題の対策が不要になるとも思えません。

従来通りの勉強が必要ですね。

 

第二次検定対策は法人向けにも資格取得のサポートを致します。

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